■突然思い出したけど、コザのゲート通りにあった「酒のアル○テック」(現存せず)の最後のほういた黒縁メガネの変なババアなんだったんですかね。イェーガーマイスターの瓶で顔面ぶん殴ってそのメガネをフレームとレンズ一式セットでブチ割ってやりたくなるほど態度悪かったんですわ。あれは何だったんだろう。
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■といった意味も含めまして半蔵商店なんですが、今日夕方に『ソリトン SIDE-B』の坂本龍一回が再放送されてましたね。みなさん見ました? おれは見ました。
このソリトンという番組は、他にも何種類かあったんだけど、おれはこの『ソリトン SIDE-B』が一番好きでしたね。司会の高野寛と緒川たまきがさ、そんなに我を出さない人たちじゃないですか。そこが司会として良かったんだと思う。あまりはしゃがない淡々とした感じが、土曜深夜という時間帯の教育テレビに合ってて。
坂本回の他に、細野回、ユキヒロ回も見た覚えがある。あと、テイトウワ回、石野卓球回はVHSテープに録画して繰り返し見てたなあ。
そう、この坂本回も録画して見てたんだけど、'90年代当時も坂本回だけピンポイントで複数回再放送してるんだよね。みんな、好きなんだな、教授(と呼ぶ世代ではおれはないんだけど、一応こう呼んでみる。笑)。
■さて坂本回。本放送は'95年6月10日。'95年て、いまから振り返ると、カラオケと小室サウンドと短冊8cmCDシングルの時代でした。小室ファミリーの新曲をカラオケで歌うために、人類がCDシングルを買って家で歌の練習をしていた時代です、と日本史の教科書には書いてある。前年はゲイシャガールズがデビューしてて、前々年にはYMO再生、前々々年はバルセロナ五輪開会式がありました。そんな時代のサカモト。
主な話題は、ダウンタウンとの出会い、ドリス・デイ[※]とスヌープ・ドギー・ドッグが出てくる'94年のNYタイムズの記事(おー、いま検索したら
公式に読める! 外人語だけど)、自身の学生時代、映画音楽について、カラオケのこと、等。
今日の再放送は家で甘酒のカルピスウォーター割りを飲みながらオンタイムで見てたんだけど、けっこう覚えてる部分ととっくに忘れてる部分が交互に出てきて、それが楽しかった。人間って、意外と覚えてるもんですね。意外と忘れてるもんですね。
そうそう、当時の坂本はインターネットにはまっていたので、事務所からインターネット禁止令が発布されたらしい(この話題は忘れてた)。'95年6月の時点でですよ。
Windows 95 が発売される前のことですよ。
[※9/20 19:00追記]番組の中ではドリス・デイとなっていたが、上記にリンクしたNYタイムズの記事をページ内検索してみても「Doris Day」の文字列は出てこない。代わりに「Patti Page」なる名が出てくる。スヌープの左に出てくる画像も このパティ・ペイジのCDのジャケと一致する。するってえと、あれかい、世界のサカモトも高野寛もNHKのスタッフも、ドリス・デイとパティ・ペイジを取り違えてたってことかい?
もっと云うと、パティ・ペイジの写真とスヌープの写真の間には犬の絵が小さく配置されている。これは、記事中に出てくるパティ・ペイジの曲「(How Much Is That) Doggie in the Window? 」とスヌープのアルバム『ドギースタイル』が"犬つながり"であることを示してるような気がするんだけど…。おれは、ドリス・デイもパティ・ペイジもスヌープもぜんぜん知らないので、変な勘違いをしていたらすいません。
■視聴者から投稿されたデモテープのコーナー(というのがあったのです)の曲も覚えてた。「ステッキに桜の花びら」という三拍子の曲が好きだったんだけど、それがひさびさに聞けてよかったな。
ちなみに、このデモテープコーナーを独立させたデモテープ回、というのもあったんだけど、その中で放送された「ガリレオ・ガリレイが笑う夜」「夜明けのガス灯」という曲も好きだった。
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■で、今日の再放送みながら、あー、そういえばこの番組の番外篇(?)で、『YMOの足跡』っていうYMO番組あったなー、ナレーションは小林克也だったなー、あれも再放送してほしいなー、と思ったら、NHKも同じこと考えてたらしく、『YMOの足跡』の冒頭部の映像もほんのちょっとだけですが流れました。笑