◎半蔵、一万円のカレーを食すの巻。



■このページは、資生堂パーラー(銀座本店)のカレーライスについて書いてあります。
ネタバレ要素をたくさん含んでいますので、いつか食べに行きたい、あるいはこれから食べに行く予定が実際にある、という方は、むしろ読まない方がよいかもしれません。

(C) 2005 miyagi hanzo (txt+img)

■わたくし半蔵はカレーが好きで、東の都のカレー屋をあちらこちらと訪ねています。要するに、まあどこにでもいるカレー好きです。

■そんな筆者の憧れは銀座八丁目の資生堂パーラーで出している、と伝え聞いた『一皿一万円のカレーライス』を食べることです。消費税込みだと10500円です。さらにサービス料(10%)は別です。YMOの『テクノ・バイブル』が買えてしまうほどの価格ですが、カレー好きとしてはいつか試してみたいメニューです。

■「嗚呼、どんなカレーなんだろう。いちど食べたいものだな」
■さて、わたくしの会社では、年に一回の、社員同士の食事会が催されることになっています。

■ある日、食事会の幹事である熊念(クマネン)さんがわたくしに尋ねてきました。
「今年の食事会なんだけどさー、まだ店が決まらないんだよ。どこかいい店ないかな?」
わたくしはダメで元々、と思いつつこう答えました。
「銀座で1万円のカレーを食べるってのはどうでしょう?」

■すると熊念さんは、意外にも
「それはいいね。じゃ、そうしよう」
と簡単にゴーサインを出してくれました。やったあ。

■さっそくお店に電話し、一万円カレーを予約。正式な名前は『○○○○と○○○のスペシャルカレーライス』というそうです。気になる伏せ字の答えは、このあとすぐ! (まあ知ってる方は知ってるでしょうが…)
■食事会当日。仕事を終えて地下鉄に乗り、会社の人々と八丁目の資生堂パーラー銀座本店へ向かいました。

■さすが資生堂。さすが銀座。とても立派な建物です。(イラストは、実際の建物と若干異なります)
■さて。
店内に入り、無事みんなで席に着いたものの、
店の高そうな雰囲気に圧倒されたのか、
みなさんちょっと緊張しているようです。

■まわりのテーブルは、金もってそうな人ばかりです。
中年男性と若い女性、という組み合わせのテーブルもちらほら。話も弾んでいます。

■それに対し、わたしたちのテーブルはほとんど会話もなく実に静かです。
■とりあえず隣の席の先輩に話しかけてみました。
「WinMXとかWinnyの話はできそうもない雰囲気ですねえ」
「ばか、そんな話しないよ」
「じゃあDVD-Rドライブとメディアの相性の話でも……」
「そういうこと云うなよ…」
先輩もやはり緊張しているようです。

■どうにも会話がつづかないわたしたちのテーブルに、食前酒のシャンパンが運ばれてきました。
■お酒が入り始めると、しだいに場の空気が和んできました。

■会話もぼちぼち盛り上がり始めたところで前菜のサラダ。ヤングコーンがおいしかったです。

■ワインも白・赤が運ばれてきて、次はいよいよカレーです!
■といっても、すぐにカレー様が登場するわけではありません。まず薬味入れです。カレーの薬味がこんな高そうな器に盛られているのは初めて見ました。ラッキョウや福神漬けにまじって、ミカンなんかも見られます。

■カレーの付け合わせにミカン! なんつーか、「バニラアイスに黒コショウ」みたいな、中の上っぽい家庭の食習慣みたいです。トーキョーでは普通なのでしょうか?
■わたくしたちの目の前で、給仕さんがカレーの具を調理します。炎がぼわっと立ち上ったりして、なかなかに派手な演出具合です。

■その「炎がぼわっと」の瞬間が撮れてなくてすみません。というか、デジカメでいろいろ撮ること自体、テーブルマナーに反していてすみません。
■そしてついにカレーライスとご対面です。

■さすが一万円! 伊勢海老とアワビが乗っかっています(これが伏せ字の答えです)。あらかじめ知ってたとは云え、実際に目にするとなかなかのインパクト。材料は、当日の朝に飛行機で仕入れてくるそうです。

■ライスは、コンビニおにぎり1個分くらいしかありません。ですが給仕さんが「ライスはお代わり自由なのでどんどん食べてください」とのこと。

■エビとアワビの下には、いわゆるミックスベジタブルがちょこんと敷かれていますが、冷凍食品ではなく手作りのようです。

■カレーのルウは別の器で出てきます。
■給仕さん曰く、「伊勢海老は殻を手でつかんで最後まで食べてください」とのことなのでフィンガーボウルも出てきました。

■正直、フィンガーボウルなんて人生の中で目にするのは何度目でしょうか。多めに数えても、三回もないと思います。

■さあ、あとはただひたすら味わうのみです!
■ぱくぱくぱく。「うまいですねえ」「うまいねえ」「この伊勢海老ひと切れで、社員食堂のカツ丼ぐらいの価値はありますよ」とか何とか云ってカレーライスを食べるわたくしたち。おいしいので、あっという間に食べ終わりました。

■ワインを飲みながら、引き続き食後の団欒。 わたくしは酒が回って、顔が赤いです。

■おいしいものを食べると、やはり話が弾みます。あまりにも弾んで、なぜか「ぴゅう太」「アルカディア」「SC-1000」「カセットビジョン」などの単語が飛び交う、マニアックなレトロゲームの話になってしまいました。

■話が前後しますが、カレーの食べ方について。
カレーはライスだけにかけて、エビはエビだけで、アワビはアワビだけで、プレーンな塩味で食べた方がおいしかったです。というのも、魚介類の味がカレーに負けてしまうのですね。

■とは云え、わざとカレーをエビにかけたりして、ラグジュアリー感を楽しんだりもしました。よく噛んで、しっかり味わいました。
■食後のアイスティーです。

■写真には撮りませんでしたが、おまけとしてクッキーが2枚出てきます。たぶん資生堂のクッキーでしょうか。これまでもがおいしいです。
■食事を終え、満足したわたくしたちは店を出ました。翌日も会社だったので、二次会はなしで解散。

■帰りの電車。わたくしは酒に弱いのですが、この日はついつい飲み過ぎてしまい、ものすごく眠かったです。電車の座席の柱にしがみついて、睡魔と格闘しながら、うつらうつらと家路につきました。



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