■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■土曜日は文京区内で部屋を探してました


■はい、この土日も物件を内見しておりました半蔵商店でございます、土曜3軒、日曜6軒。土曜も日曜も、2万歩以上歩いてしまいました。

とりあえず、どういう物件を見てきたかってのを手短に書きます。土曜日は文京区内で3軒の部屋を見てきました。


【土曜日一軒目 文京区某所】 不動産会社:A社

80000円。20平米。1K。

良い点
・駅から4分
・共有部分がきれい
・浴室乾燥あり

気になる点
・三点ユニットバス
・大きい道路(都道)に面しており、クルマの音が少々気になる…
・クローゼットが二つあったり(これはうれしいが)、室内に段差があったり、なんだかんだでごちゃごちゃした間取り
・電気コンロ(←入居者の敵)

値段の割りには手狭、かつ微妙に使いづらい間取り。でもエントランスやごみ捨て場が小ぎれいなのは良かった(大事ですよねー)。しかし、この西暦2016年に電気コンロってのは立派な人権侵害だろ。誰が使うんだよこんなもん(と個人的には思うのですが、自炊を全くしない派の人は問題ないらしいですね)。

近くにロイヤルホストがあったのでボーナスポイント5点。あ、あと、近所に光文社がありました。だから何だ。

不動産屋の人曰く「この物件はあんまりおすすめしません」。そうですか。


【土曜日二軒目 文京区某所】 不動産会社:A社

84000円。25平米。1K。

良い点
・駅から6分(まあ許容範囲)
・閑静な住宅街
・生け垣というほどではないが、フェンスに緑がたくさん
・部屋が広め
・もともと電気コンロがあった部分に、IH調理器が埋め込まれている(←大家さんが分かってらっしゃる)
・日当たりは悪くない

気になる点
・三点ユニットバス
・たまに、上の階のガキの足音がどすどすどすどす
・基本、静かなところなのだが、近所が大学なので「通りを歩く学生の声が騒がしいことがあるかもしれません。あと、うるさい学生が隣の部屋に引っ越してくる可能性もゼロではありません」(不動産屋の人・談)
・敷地内のごみ捨て場がいささか美しくない
・近所にスーパーが少ない(あるにはあるが、高い)

敷地内に植物の多い物件だった。バス・トイレがいっしょなのと、上の階のガキの足音に目をつぶればまあ良い物件か。階段や廊下といった共用部分は、キレイでもないが小汚くもない。まあ普通。東京の賃貸物件にありがちな「共用部分のどんより感」はまあ少なかった、かな。でも敷地内のごみ捨て場が惜しい…。

そう、敷地内ごみ捨て場って、なまじ「あるがゆえに、見苦しく汚れている」というパターンがありますよね(この物件は、そこまでひどくはなかったですが)。

駅前のスーパー「S」をリサーチしたが、高い(駅前にはもう1軒のスーパーもあるが、おれは諸般の事情でそのスーパーをできるだけ避けるようにしている)。石神井公園のクイーンズ伊勢丹とおなじくらいか、それよりもう一段高い印象。クイーンズ伊勢丹とライフとサミットがある石神井公園はすごいね、と石神井公園の良さを再認識。


【土曜日三軒目 文京区某所】 不動産会社:A社

80000円。20平米。1K。

良い点
・エントランスやらエレベーターやら共有部分がとにかくキレイ
・バス・トイレ別
・うなぎの有名店「石ばし」まで徒歩三分。笑

気になる点
・駅まで徒歩8分
・周囲に店が少ない…

築20年のわりには、小ぎれいな建物。大手ハウスメーカーの分譲物件だったらしい。外観もタイル張りでシュッとしている。20平米で居住スペース6.8帖、は狭くはないが、事前に上記の広めの部屋を見てしまったので、もうちょっと大きい部屋だといいのに、なんて贅沢なことを思った。

ハコ自体は悪くないが、駅からちょーっと遠いし(ゼイタク?)、周囲に店が少ない。こういうのは一軒二軒ぽつぽつあったからって「何を云ってる。店はちゃんとあるではないか」と主張できる性質の話ではない。

いい部屋だけど立地が微妙で、決定打に欠ける…。トーキョーのひとり暮らしって、周囲の環境も部屋の一部ですからね。建物だけで住まいを選んではいけません。


■と、土曜日の文京区部屋探し篇はここまで。続きはまた次回。

関係ないけど、都心とそれ以東って、やたら「マルエツプチ」と「まいばすけっと」が多くありませんか?


■日光


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■あいあい、来月歌舞伎座第二部の切符が手に入らない半蔵商店です。

さて、この水曜日の晩は、日光というところに泊まってました。天然氷のかき氷は何回か食べに行ったことあるけど、観光地然としたエリアに足を踏み入れるのは初めて。ま、泊まると云っても仕事の合間のことなので、とくに遊んだりはしなかったのですが。


■日光に到着した瞬間、当然のように某店でかき氷。

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夕方、日光駅前のホテルに真顔でチェックインした後、あてどなく道をてくてく。天狗でも出そうな霧でした。

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夜はコンヴィニエンスなストアーで日光の地酒とチーズ鱈を購入。





翌朝5時、クルマで中禅寺湖へ。

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野生の白鳥。

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レストランの植木に、唐突にウサギの人形が。

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で、昼はもういちど某店のかき氷。

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■っていう感じでした。うむ。


■人類がインターネットをやらないで生きることができた最後の時代の


■昨晩ホテルで、七時から『プレバト』を観ようと思ってベッドに横になってたらそのまま寝てしまい起きたら午前一時でした…。六時間もうたた寝してしまった。

で、このまま朝まで起きてたら日中使い物にならなくなるパターンだ。三時ごろにもう一回寝ないと。


■初代ポケモン(赤・緑)って、'96年に発売されてるんですよね。これはどういうことかというと、人類がインターネットをやらないで生きることができた最後の時代のコンテンツなのですね。人々の趣味や嗜好が、個人個人でバラバラに細分化する前の最後の時代。『ポケモンGO』のはやり方が、ダッコちゃんやフラフープのようになんだか昭和っぽく見えるのは、そういうことではないかと。

あと、逆に、スマートフォンやらインターネットがれっきとした「マス」になったってこともあるでしょうね。インターネットって、もう、昭和のワイドショーであり、昭和の週刊誌であり、昭和のスポーツ新聞なんですよね。それを分かってないやつが、2chまとめサイトで拾った話題をさも「インターネットという最先端メディアで見つけた最新情報!」のように得意げに披露してる状況、というのは最近本当によく遭遇しますね。いいけど。


■四捨五入して神楽坂。そして東京賃貸階段どんより問題。


■でね、ひきつづき引越し先の物件を探しているんですが。

こないだの日曜日に神楽坂方面に物件を探しに行ったんですね。いいじゃないですか、神楽坂、なんとなく。で、見つけたんですよ、まあまあいいとこ。

・25平米ぐらい
・ワンルーム(だけどキッチンと居住スペースはあるていど区切れそうな感じ)(「キッチンとベッドがおなじ空間に存在しててヤだなあ」感が少ない)(うまく言語化できなくてすいません)
・8万3000円
・鉄骨
・最上階(3F)で角部屋
・バストイレ別
・ベランダ広し
・江戸川橋の駅から徒歩3分
・神楽坂の駅から徒歩8分
かもめブックスからも徒歩6分ぐらい?
・商店街まで徒歩30秒

うん、正直に書くと最寄り駅は神楽坂じゃなくて江戸川橋なんだけど、神楽坂もじゅうぶんに徒歩圏内。拙僧がいま住んでる石神井公園の部屋から商店街までだいたい10分だから、それくらいの感覚で神楽坂に遊びに行けるわけです。


■とはいえ、気になる点もないわけではなく。

・この部屋が位置する付近の路地のアスファルトが整備されてない(正直キレイなもんじゃない)
・外壁が、昭和昭和した、なんか塗り塗りした感じのやつ(うまく言語化できなくてすいません)
・西向きで、お向かいさんも同じくらいの高さのマンションなので、日当たりはそんなによくないかも?
・収納やや小さめ
・湯船も小さめ
・共有部分の階段と廊下が薄暗く、どんよりしている

↑そう、これな。東京の賃貸の部屋の共有部分の階段と廊下って、たいてい日当たり惡くて小汚くてどんよりしてるのな。あれは滅入る。ちゃんとエントランスのあるマンションに住まないとダメか。いや、エントランスがあるのに階段と廊下がどんよりしてる物件も見たことがある(2階がつぶれた美容室だった。しかも、夜になっても階段に電気が点かなかった…)。

まあ東京だと、共有部分の階段と廊下がどんよりしてない物件のほうが少ないのかもしれない。いま住んでる石神井公園の部屋もどんよりしてる。が、ごくごく近所に住んでる管理人さんが手入れしてくれてるので、あんまり破滅的などんよりではない。そういえば、付近の道のアスファルトもきれいだ。


■このたび、引越しを検討するにあたってトーキョーの複数のエリアを視察してるけど、石神井公園ってやはり比較的きれいな街のように思う(もちろん、12年も住んでるという慣れの問題もあるとは思うけど)。この江戸川橋(四捨五入して神楽坂)の部屋を紹介してくれた不動産屋の人も「同じ8万3000円出すなら、石神井公園でもいい部屋が借りられるのでは?」と云ってた。神楽坂エリア担当の不動産屋に石神井公園残留をすすめられる、というのも妙な話ですが。どうしよう。やはり石神井公園に残ろうかな。ただ都心へのアクセスがなあ…。日曜の夜に歌舞伎座から石神井公園まで帰るのしんどいんだよなあ…。


■クラブでVJをするときは、なにか羽織るものを


■めずらしく歌舞伎座ではなく歌舞伎町での話。

VJ

先週金曜の夜は、とある縁をいただき、歌舞伎町のクラブでVJをしておりました。VJ。これまでは、自宅であらかじめ編集してVHSなりDVDなりにまとめた映像をクラブで流すことをVJと称したりしてたこともあるのですが(あらかじめDATなりmp3なりにまとめたミックスを流すことをDJと称するヒトもいるわけだからね)、本格的にリアルタイムで映像を流すVJは初めてでした。


■いまVJって、パソコン一台でできちゃうんですね。昔(元禄年間)は、VHSデッキ2台に、ローランドのビデオミキサーに、モニター用の小型ディスプレイに、映像ネタが入ったVHSカセット300本(120分テープだと重いので30分テープ)、といった大量の機材を用意しなければならなかったようです。人によってはデスクトップPCを持ち込むこともあったそうです。江戸時代の人って大変ですね。おれは13型のMacBook Airだけで大丈夫でした。ちなみにソフトは『あのタグで待ってる』を使用しました。

そう、プロジェクターとPCの接続もHDMIケーブル一本でできるんですね。もうスキャコンすらいらないんですよ。人類はここまで進歩しております。うん、おれってVJに関する知識やイメージが『Motion Dive』(VJソフト)ぐらいのころで止まってます。


■フロアの片隅の机に陣取り、音楽に合わせてMacBookから映像をポチポチ送出すること、深夜24時半から5時間。DJとは違いVJってあくまでも“添え物”なので、地味な役回りなのですが、十代のころからこういうことに憧れておりました。あこがれのVJができて、満足しております。「これ、いつの日かVJで使うかも」と数年にわたりストックしておいた映像ネタの数々がようやく陽の目を見たのがうれしい。場を与えてくだすった関係者の皆様に深く感謝いたします。


■今回はあくまで見習いVJだったのですが、この一晩でVJに関する知見をいろいろ得ることができました(実際に現場でやってみないと分からないことが多々あるからね)。次につなげたいと思います。次回はぜひ、新木場のアゲハとかでやりたいですね。


■ところでVJって、一晩中おなじ場所から動けないから、クラブのエアコンの冷気がずっとあたりっぱなしになるんですね。なので、クラブでVJをする人は、夏でも(いや、夏だからこそ)なにか一枚羽織るものを持ってった方がいいです。こういう発見もあった。笑


■ウォーホルは歌舞伎の本をタイプカプセルに保管していた


■だんだんと夏らしい日付になって参りました。半蔵商店でございます。夏と云えば桃ですが、先日、小さめの桃を6ヶたてつづけに食べたら軽めのアレルギー反応が出たのか、くしゃみと鼻水が1時間止まりませんでした。夏ですね。


■といった意味も含めまして、きのう茨城の古本屋で買った物件を紹介します。

We wish you a merry christmas

YENのオムニバス『We wish you a merry christmas』。典型的な、いわゆる“レンタル落ち”の状態。百円。お得ですね。そしてこの作品にも(当然ですが)コシミハルが参加しています。このところコシミハルづいております。


■ピチカート最後のベスト盤。こちらも百円。ちょうどこの日、クルマの中で『女性上位時代』('91)を聴き直してたため、その縁もあって購入。ピチカートが解散してからの年月が、ピチカートが活動してた年月とだいたい同じくらいの長さになりました。

Pizzicato Five R.I.P.


■カブキ本も二冊。

左)『名作歌舞伎全集』第二巻(東京創元社)
右)『カラー 歌舞伎の魅力』(淡交社)

歌舞伎の本

左の帯の推薦コメントは三代目左團次。中身は忠臣蔵、菅原伝授手習鑑、義経千本桜。いつか『寺子屋』の涎くり与太郎として歌舞伎座の舞台に立つのが夢なので、これ読んで勉強します。

右の本は、たしかウォーホルが生前“タイムカプセル”(=身の回りの細々したものを放りこんで保管していた数百個の白い段ボール箱。ただし、一度も自分で開封することはなかった)に入れてたと思います。これは淡交社の『カラー ○×の魅力』というシリーズの一冊で、ほかにも能とか文楽とか何種類か出てます。

この本に限ったことではないですが、カブキの本の写真のキャプションって、データとして貧弱なことが多いんですよね。役者名と役名と芝居のタイトルしか書いてない。○年×月凸凹座、とかそれぐらいの情報は書き添えてくれたっていいのに、それをしない。結果、いつ撮られた写真なのかが分かりづらい。後世の人間が読むことを考えてないのか。書いちゃいけない決まりでもあるのか。それとも、こんなことを気にする方がおかしいのか。文句ばかりですいません。


■25平米、というのは良かったが


■ひきつづき、引っ越しを検討しております。

この土曜日も、東京東側にある某区某所の部屋を内見しました。下記に、この部屋の良かった点と気になった点をまとめます。ちなみに家賃は67000円。間取りはワンルーム、だけど、「玄関あけて左がバストイレ+キッチン、右が居住スペース」というつくりなので、実質1K。


【良かった点】
・駅から6分(まあまあ近い)
・25平米(広い)
・南向きで明るい
・窓が2ヶ所
・洗濯機が室内に置ける
・スーパーが徒歩5分以内の所にある


【気になった点】
・電気コンロがIHではなく、蚊取り線香みたいな形の昔のやつ
・商店街が近所にあるにはあるが、あんまり機能していない
・近くにクリーニング屋がない?
・都心へのアクセスはあまり良くない(石神井公園とどっこいどっこい。むしろ、渋谷に一本で行けるぶん石神井公園の勝ち?)


【さらに気になった点】
・「サ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、キュッ!」という、隣の部屋が水道を使う音が丸聞こえ
念のため説明すると、おそらくこの「サ〜〜〜」が水道から水の流れる音で、「キュッ!」が蛇口を締める音ね。あんまりはっきり聞こえたので、不動産屋の人もおれも、なんかお互いこのことに触れられず、微妙に気まずい雰囲気に。


【もっと気になった点】
・駅から部屋までの道のりが、はっきりいって汚い
ごみをよけながら歩かないといけない箇所があった…。


【ついでに気になった点】
・最寄り駅が、改札からホームに上る階段の踊り場という妙な位置にトイレがあるのはまだいいが、それが小便くさい
昭和50年代の水準のトイレの臭い。正直この駅使うのヤだなあ……とシンプルに思いました。


【やっぱり気になった点】
・敷金ゼロ礼金ゼロの、いわゆる「ゼロゼロ物件」
これ、退去時に変な名目でえぐい料金を取られることがあるらしい。


部屋自体は明るいし広いし良かったんだけど、いかんせん周囲の環境がよろしくない。ほら、東京のひとり暮らしって、「周囲の環境も部屋の一部」じゃないですか。部屋そのものが良くても、近所が汚かったり店がなかったりするんじゃ、ちょっとつらい…(逆に、部屋そのものが貧弱でも周囲の環境で補えるパターンもありますが)。

それとゼロゼロ物件ってのもちょっと怪しい。ちょっと検索してみると、不人気物件は客寄せのためにこういう設定にすることがあるそうだ。不動産屋の人曰く「退去時は、一定のガイドラインに基づいて精算するので、変な額を請求することはない」とのことで、その人を疑うわけじゃないんだけど、でもちょっと気になった。

(しかしこの部屋、入居時にクリーニング代という名目で4万円とるのに、退去時も汚したぶんは請求されるんだよね。クリーニング代を実質2回とられることになってないか。)


■ということで、返事は保留にして、国立劇場までえっちらおっちら移動して、カブキを見て帰ってきました。うーん、正直、この部屋はナシかな…。

今回はちょっとあまりポジティブな話ではないので、具体的な地名は伏せてお送りしました。


■歌舞伎座から徒歩3分


■ひきつづき引っ越し先を物色しております。先週末は物件を3つ見てきましたが、今週末も物件を見に行く予定です。

で、ネットで賃貸物件を見てて知ったのですが、黒川紀章の中銀カプセルタワービルって、あれ普通に住めるのね。このエントリを書いてる時点で、左記リンク先だと65000円/月で出ています。

10平米で65000円か。うーむ…。


■でね、いろいろ物件を調べてくうちに、いいとこ見つけましたよ。

歌舞伎座から徒歩3分

という部屋が! ここに住んでりゃ、朝10:45に家を出て、歌舞伎座に向かい、イヤホンガイドを借りて、筋書を買って、飲み物を買って、席について、11:00の昼の部開演に楽勝で間に合うという夢のような物件。

終演後も、楽勝で帰れます。人々が歌舞伎座から出てきて、長いエスカレーターで歌舞伎座の地下に降りて、改札くぐって、ホームで地下鉄を待って、やってきた電車に乗り込む──というタイミングで、もう部屋にいるんですね。すごい。歌舞伎役者でも、歌舞伎座関係者でも、こんな近所に住んでる人はあんまりいないのでは?


■ただ、この部屋、1Kで9.5万円します。うーむ。石神井公園だったら1LDK借りられるな。

拙僧の財力では、払えないこともない額ですが、いざ実際に払うとなると、あれこれ切り詰める生活になるでしょうなあ。娯楽や道楽は慎まなければならない。そうなると、歌舞伎座の近くに住んでるのに歌舞伎の切符を買う金がない、という謎の心霊現象が起きてしまいます。

とはいえ、人生は短いんだから、ちょっとぐらい無理して住みたい部屋に住んでもいいじゃないかと思いますし、人生は長いんだから、ちょっとぐらい無理して住みたい部屋に住む時期があってもいいじゃないかとも思います。死ぬ間際になってから「おれは一度でいいから歌舞伎座から徒歩3分のとこに住んでみたかった」と悔やんでもしょうがないしね。2年ぐらい試しに住んでみようかな? しかし初期費用がけっこうな額になりそうだな…。


■今年はよくサクランボを食べている


櫻桃、一


櫻桃、二


櫻桃、三


■石神井公園から引っ越すかどうか


■三井住友銀行の「ミドすけ」とかいうキャラクターが男性器にしか見えないのですが、それとはまったく関係なく、いま石神井公園からの引っ越しを考えております。半蔵商店でございます。

引っ越しを考えている理由は、書いてる方も読んでる方もどうしたって退屈になるので省きます笑。まあいろいろあります。


■そんなわけで、あらかじめネットで物件を下調べし、不動産屋に「これこれの物件を見たい」とテレックスを打電してアポを取り、この土日は実際に3つの物件を内見してきました。

なお参考までに現在の我が部屋の仕様。
・1K(6帖)
・石神井公園駅から徒歩10分
・ユニットバス
・洗濯機はベランダに置いてる。


【一軒目 新宿区某所】

1K(6帖)、ユニットバス。大きな道路沿い。家賃七万円。

良い点
・大江戸線某駅から徒歩2分(!)
・室内に洗濯機置き場がある、というか、洗濯機が備品としてある
・つくりつけの棚が複数あり、収納に便利
・ごみ置き場あり

気になる点
・西向きのうえ、すぐそばに別の建物があり、日当たり悪そう
・近所に大きなスーパーがあるが、周囲にいわゆる“商店街”がない

うん、駅前商店街がないんですね。大江戸線は十数年前にできたばかりなので、当たり前と云えば当たり前なのですが、そこが気になった。血が通ってない、人の匂いがしないとまでは申し上げませんが、なんか寂しい。

いや、いま住んでる部屋も石神井公園の商店街からはだいぶ離れてますよ。でも、近所に商店街があるっていうだけで、なんか安心するんですよね。小さいころコザの商店街(沖縄市の一番街とか、中央パークアベニューとかね)で育ったからかもしれない。

「クルマがブーブー通る大きな道路沿いの、人気(ひとけ)の無い街の部屋で、ポツンと寂しげに住む自分」みたいなイメージが湧いてきちゃって、なんか心細いんですね。それを除けばいい部屋でした。

あ、でも日当たりはあんまり良くなさそうだったかなあ。


【二軒目 墨田区某所】

1K(6帖)、ユニットバス。スカイツリーのふもとの住宅街。家賃六万五千円。


良い点
・都営浅草線某駅から徒歩6分。まあまあ近い。
・浅草が徒歩圏内
・日本橋、神保町など、都心へのアクセスも良好
・東銀座駅まで13分! 歌舞伎座の芝居見物に便利!
・すごいチャチではあったが笑、ごみ置き場あり

気になる点
・4階の部屋なのにエレベーター無し
・ベランダがかなり狭い(洗濯機はギリギリ置けるみたいですが)
・日当たりがあまり良くない?

スカイツリーという巨大な物見櫓の近く。庶民的な雰囲気の下町。徐々に観光地化しつつあるエリアなので、良くも悪くも正直ごみごみしてる印象はある。石神井公園のようなおっとりのほほんとした街から引っ越してくるとなると、最初はいろいろ物事の感じ方を更新する必要が出てくるかもしれない(まあ、どんな場所でも住んじゃえば慣れちゃうとは思いますがね。上記の新宿区内の部屋もしかり)。


スカイツリー
▲物件から歩いて5分のとこでこの眺め


すぐ近所に相撲部屋があったりして、なかなかトーキョーっぽい。そう、上京してずっと成増/石神井公園に住んでたので、23区の東側、というエリアに漠然とした憧れがあるのですね。

歌舞伎座や神保町(馬喰横山から新宿線に乗り換え)などへのアクセスが良いのもポイント高かった。が、4階でエレベーター無しはなあ…。せめて3階ならいいんですが。


■──と、昨日の土曜日は上記の2件を内見しました。

で、家に帰って、もしかして、同じ石神井公園に引っ越すというのもアリなのではないかと思い始めました。

物件を2つ見たことで、石神井公園の良さがじわじわ分かってきたんですね。

・商店街がある
・街の雰囲気が落ち着いている
・急行が停まる(笑。でも大事ですよね)

ということで、別の不動産屋にテレックスを打電し、日曜の昼のアポを入れ、石神井公園の物件を見ました(諸般の事情で1件だけ)。


【三軒目 石神井町某所】

広めワンルーム。バストイレ別。商店街近く。家賃六万五千円。

良い点
・石神井公園駅から徒歩6分。まあまあ近い
・バストイレ別
・商店街がめちゃめちゃ近い

気になった点
・商店街がめちゃめちゃ近いゆえ、周囲の雰囲気が若干ノイジー(←贅沢な悩み!笑)
・広めのワンルームだが、変なところに柱があったりしてデッドスペースが複数ある(もともと住居用の物件ではなかった?)
・ベランダ無し(室内に物干し竿用の金具あり)

うん、商店街が近いなら近いでまたちょっと落ち着かない、という事案が発生することが分かりました(そりゃそうだよな笑)。でもまあ寂しくはないですね。

ただこの物件、前述のとおり妙なデッドスペースがあります。もともとは店舗/事務所用だった物件をむりくり改造して住居用にしたと思われます。住居用にしてはでかい窓も付いてるしね。

ベランダがないので外に洗濯物を干せないのはつらいなあ。まあ、乾燥機つきの洗濯機を買えばいいか…。


まとめ

石神井公園の長屋に居を構え、気がつくと干支が一回りしていました。うん、練馬区石神井町って良い街だけど、独り身の男が住む街ではないんですね、こんだけ住んでおいて今さら云うことではないのですが。やっぱり石神井公園はお金を持った老夫婦と、その息子夫婦(都心に住んでたけど第一子が生まれたので石神井の実家近くに戻ることにした系。系ってなんだ)の街なんですよね。それで良くも悪くもおっとりしてるんですね。それで街の雰囲気が穏やかなのですが、いつまでもこのおっとりした空気にひたってちゃいかんなあ、と思わなくもない。

とはいえ、いざ石神井公園を出ようとすると、石神井公園の良さに気づくんですよね。まあいいところだからこんだけ長く住めてるんですが、とりわけ「商店街があること」と「落ち着いた雰囲気」の2点に、自覚できないくらい多くの恩恵を受けているような気がします。おれがガツガツがんばるタイプの性格じゃないのも、石神井公園の空気が少なからず影響してるような気もします笑。もうちょっとガツガツしたところ(どこなんだろう)に引っ越そうかな〜。


付記

あ、そういえば石神井公園のとある不動産屋の店先に、拙僧がいままさに住んでる長屋が物件として出てるのを見ました。笑


■Komplete 10を買う金でサンプル素材を買った方が曲作り捗る説


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■7/3の日曜日は歌舞伎座夜の部を観に行ってました。『荒川の佐吉』は、猿之助が少々セリフを消化し切れてない部分があったけど、全体的にはよかった。で、『鎌髭』『景清』は、芝居というか、まあ縁起物と云うことで、ひとつ。




■'00年代にシンサンナメコが座っていた席に今はノウマチミネコが座っているのだろうか。とは前から思ってたけど、'00年代にユースケ・サンタマリアに座っていた席に今は大泉洋が座っている、とも思う。

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■おととい、日光でチョコレートとイチゴソースの天然氷かき氷、を食しました。夏ですね。

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■moumoon「Sunshine Girl」をリミックスしました





■先日、とあるスーパーの店先に飾られてる七夕の笹に、「安定した収入源が欲しい」と書かれた短冊を見かけました。気持ちは分かる。


■それはそうと、moumoonの「Sunshine Girl」をリミックスしました(↑)。ガバというか、ロッテルダムというか、そんな感じです。160BPMです。ぜひ聴いてください。


■あと、先日の染五郎の妹さんの2ステップ(↓)ですが、アクセス数がさっぱり伸びません…。いままで作った中で一番気に入ってるんですが。前も書いたけど、ボコーダーのコーラスが入ってくるところとか、『ヨーロッパ特急』風のストリングスとか、かっこいいと思ってるんですけど。まあ、こういうのは、自分でいいと思ってるものと他人がいいと思ってくれるものは違うから、しょうがないんだけどね。




■Miharu Koshi Madame Crooner 5


アイスランドおじさん(41)

[東京 30日 ロイター]お笑い界にこびり付いてなかなか落ちないガンコな汚れこと「流れ星」の“ちゅうえい”じゃない方(37)が、文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(月〜金曜後1・00)の生放送中において、今年3月に結婚していたことを誰からも頼まれていないのに報告した。

このたびの結婚報告について、お笑いにくわしい電子音楽家の半蔵くんに記者が取材を行ったところ、「その日のゴールデンラジオはおれも聴いてたけど、『芸術新潮』の光浦グラビアの話しか記憶に残ってない。あと、番組で流れてる保険のCMの林家三平とかいう人のナレーションが下手すぎるだろ。あの人、職業なんなの? 素人? 実際にその保険に加入してる素人さん? それだったら、まあ、しょうがないから許すけど。あー、そういえば流れ星って浅井企画だけど、銀座のナイルレストランのナイルさんも浅井企画所属って知ってた?」との暖かいコメントで祝福した。

2013年の『THE MANZAI』決勝進出や2014年の超人気番組『ミレニアムズ』レギュラー出演などといった大舞台のチャンスを着実に活かし、順調にステップダウンしている流れ星。この結婚は、コンビにとって凶と出るか、大凶と出るか。彼らがそのコンビ名のとおり、あっけなくお笑いの世界から消えてしまわないことを祈りたい。そうでもない。


【写真】2015年、『大竹まこと ゴールデンラジオ!』のレギュラーを、わずか3ヶ月でクビになったアイスランドおじさん(41)。この番組では、いったん降板したレギュラー出演者がその後も定期的・不定期的に出演するのが通例となっているが、未だ声がかかってない模様。完全にAMラジオをなめ切って光浦の機嫌をリアルに損ねたレギュラー初回のピリピリした緊迫感あふれる放送をCDや12インチにプレスしたらロケットマンより売れるんじゃないの?


劇場入り口のポスター


■先週、夏至の日にコシミハルのCDを7枚買った。で、コシミハルについていろいろ気になってインターネットで調べていたら、ちょうどその翌週に下北沢でライブがあるではないか。なんというタイミング。ということで、6月30日はコシミハルのライブ『マダム・クルーナー5』を見てきた。キッチュで可憐なからくり人形のように唄い踊りピアノを弾くコシミハルが、素晴らしかった。声が好き。会場の北沢タウンホールはほぼ満員だった。繊細かつ濃密な空気のショウ。先週7枚も買ったのに、この日もロビーの物販でCDを1枚買ってしまった。難しい注文かもしれないが、次回はチーズやワインが楽しめる会場で見たい。あと、いまの路線もいいんだけど、シンセサイザーやボコーダーを多用したテクノポップなコシミハル、というのも見てみたい。ともあれ、贅沢な時間でございました。


コシミハル『MOONRAY』



■おれの好きな七月になった。この季節の到来をことほぐため、賞与も出たことだし、百貨店でお高い葡萄酒を買ってみることにした。ワインなんて年数回しか飲まないし、それも一本六百円の南米産ですませるのだけれど。

酒売り場の店員は仏国人だった。

仏「どのようなワインをお探しで?」

はて、日本人相手なら「渋味がガツンとくるやつ」とか云えるけど、仏国人の店員氏にはなんと伝えればよいだろう。

半蔵「ええと、パンチがあるというか…」

仏「?」

半「キックがあるというか……」

仏「?」

半「アタックがあるというか……」

仏「アタックでしたらカベルネ・ソーヴィニオンですね。ただ、それは今の季節には合いません」

アタックは通じたようだ。

仏「どんな食べ物に合わせます?」

半「山椒をかけたローストポークやローストビーフに合わせたいんですが…」

仏「?」

仏国人なので、山椒が通じなかった。

けっきょく話の流れで、百貨店がプロモーションで推してるなんとかというフランスのワインを買う。一本五千四百円もした。くわしいことは知らない。

が、知らないワインを仏国人の店員に云われるまま買う、みたいなこういうアウト・オブ・コントロールな買い物、もたまにはしておかないと、と思う。「ネットでネチネチねちねち検索してハズレを引かない楽しいお買い物♪」みたいなのは否定しないし、自分だってそういう小賢しい買い方をすることはあるから偉そうに云えないんだけど、あんまりそういう買い物ばかりだとね。

家に帰って、スティルトンのチーズを乗せた薄いクラッカーと、山椒を鬼のようにまぶしたローストポーク(最近の好物なのです・笑)をつまみつつ、ワインを飲む。美味し!(←春日風に)