■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■YMOのリマスター盤を(ようやく)聴く


■でね、あの、みんな大好きYMOの話していいですか。

おととい、茨城か栃木かどっちかのブックオフに立ち寄った際、YMOのCDを買いました。ファーストと、ゴクウデリックもとい『テクノデリック』です。

YMO

なんで買ったかというと、これらはリマスター盤で、おれはいまだにリマスター盤を聞いた事がなかったんですね。棚には他のアルバムも何枚かありましたが、ちょっと迷ってファーストとテクノデリックを買うことにした。なんでかというと、ファーストは米国版と日本版が2枚セットになってお得だから。テクノデリックは、すでに旧規格版(番号が32XAで始まる赤帯のやつ)を持ってるので、それと聞き比べる楽しみがあるかなと思ったので。


■で、まずテクノデリックを営業車のカーステレオで再生。ま、こういう環境で音質を云々してはいけないのかもしれないけど、各種シンセの音がいろいろ聞き分けやすくなってて、音色の違いが明確になっていると思った。いくつかの曲でスネアがくっきり聞こえるようになってる。「プロローグ」の冒頭の木琴(?)の音もクリア。


■つづいてファーストの米国版を、つづけて日本版を聴く。インベーダーの音もくっきり。「コズミック・サーフィン」のギターも迫力のある感じに。「中国女」のベースラインも躍動感が増したような。

しかしファーストの2枚は、「こんなに違ってたっけ?」ってくらい音が違う。2枚組で再発するにあたって、2枚の違いがよりはっきり出るように色づけしたのかもしれない。

米国版、日本版ともそれぞれの良さがあってどっちも好きだけど、やはり「東風」はボーカルが入ってる方がいいなあ。というわけで、日本版を聴くときは、吉田美奈子のパートは自分で唄ってます。


■つーことで、昔、BOOK BOXコザ店でCDを借りて、サンヨーのラジカセでソニーのカセットにダビングして聴いてたころとはまた違った質感のYMOが楽しめて、よかったです。とくにファーストB面は「機械の生々しさ」みたいなのを感じたよ。

まあ、'03年に出たCDだし、そもそもリマスタリングは'99年に行われてるので、なんで今の今まで聴いてなかったんだって話ですが。


■ところで、こちらのエントリによると、リマスター盤の『BGM』の「ハッピー・エンド」は、オリジナル版とは異なる音源が使われてるかもとのことでした。これも気になる。『BGM』のほうも買ってみようかな。


■【業務連絡】ケータイ壊れてました


昨日、歌舞伎座の一幕見席で『寺子屋』を見終わって、近所のYOUに行き、席に着き、オムライスを発注した直後に気づいたのですが、

ケータイが壊れてました。ええ、うんともすんとも云わなくなっておりました…。

つきましては、昨日10/25の昼から夜にかけておまえのケータイに電話またはメールしたのにつながらなかったぞ、という方は、お手数ですがもう一度ご連絡ください。



オムライスを食べ終えて、その足でauショップに行き、代替機を貸してもらったので、いま現在は連絡つきます。(10/26 09:00記)


■スタッズ・ターケル『仕事!』、学研ひみつシリーズ『世界の国ぐにびっくり旅行』、など


■ホワイトソースのピザが恋しくなるくらいには、朝晩は寒くなってまいりました。半蔵商店でございます。


■さて。先日、とある地方都市で見かけた、いい感じにくたびれた'90年代式ショッピング・モールのゲームセンターについて書きました。いま、「ショッピング・モール」にナカグロを打とうかどうか迷った。とりあえず打ってみた。でも、「ホワイトソース」「ゲームセンター」はナカグロなしだなあ。まあいいか、それは。

で、そのショッピングモールではゲームセンターだけでなく、古本屋もあったんですよ。古本屋といっても、ふつうの古本屋という感じではなく、だだっぴろい空間にワゴンが並んでて、そのワゴンの中に背表紙を天に向けた状態の古本が並んでいる、というタイプの店でした。街でたまに見かける「古本市」みたいな催しが常態化している感じ。


■そこでたまたま見つけたのがこれ。スタッズ・ターケルの『仕事!』。奥付によると、仕事と書いてワーキングと読ませるようですが、まあシゴトって普通に読んでも書類送検とかはされないと思いますので大丈夫です。

仕事!
▲でかい

前から気になってたんだけど、なかなか手に取る機会が無かったんですが、こうやってめぐりあったので入手。amazonのマーケットプレイスで三千円くらいで売ってるのを七百円で買いました。お得。

内容は、アメリカで働く市井の人々のインタビュー。くわしくは検索を。

とりあえず冒頭の製鋼所労働者(37)のとこだけ読んだ。アメリカのハードボイルド探偵小説の登場人物みたいな語り口。『アルフ』のオクモニックさんの口調で脳内再生された。

エクスクラメーション・マークが印象的な装丁は平野甲賀。でもこの本、原題は、『Working』でびっくりマーク無しなんだよね。この「!」は誰が付けたんだろう。

そういえばこの本、おれが子供のころ通ってた公文式の教室になぜかあった。笑


■で、その古本屋ではこれも買いました。

世界の国ぐにびっくり旅行

学習漫画マエストロ、内山安二による『世界の国ぐにびっくり旅行』です。学研ひみつシリーズを代表する名盤ですね。これがわずか百二十円でした。いまamazonのマーケットプレイスを見たら、吐き気がするような値段が付けられていました…。この本が、セドリ屋の目をかいくぐって古本屋でふつうに百二十円で売られている奇跡。

検索したところ、この『びっくり旅行』は他のひみつシリーズと違って改訂新版が出されてないんですね。おそらく、昭和52年の本なので載ってる情報(国名やら統計やら何やら)が古くなってるからだと推測するけど(もちろん他の原因もあるのかもしれないけど)、「※この本の情報とかは昭和52年現在のあれです」とか但し書きを付けて復刊することはできないんでしょうか。現代の子供が「情報が古いから」という理由だけでこの物語に触れられないのだとしたらもったいない。国家的損失だと思うんだけど。


■あとこれも買いました。

つりのひみつ

この本はおれは特に思い入れがないのですが、弟へのプレゼント用。弟がこの本を探してた気がするので(もしかしたら、もう持ってるのかもしれないけど…)。これも百二十円。


■で、これも。

国語のふしぎ

学習漫画ウィザード、沢田ユキオによる『国語のふしぎ』です。カバ欠のため百円。うん、学研が『ひみつシリーズ』で、小学館が『ふしぎシリーズ』なんですよね。うちには昔、沢田ユキオのことわざ大百科みたいな本もあったと思う。

しかし、ひみつシリーズ、ふしぎシリーズの背表紙カバーの「赤い金属っぽい箔押し(?)」を見ると、昭和五十年代後半のコザの稲嶺書店や吉田書店やイトコの部屋の本棚を思い出しますよ。なつかしい。


■スタバでなんか当たった


こないだスターバックスでコーヒーを発注したんですね。そしたら会計のときに、なんじゃらもんじゃら書いた勧進帳みたいな長いレシートが出てきまして。

なんでも店員さんによると、この長いレシートに印刷されてるURLでスタバに関するアンケートを実施してて、そのアンケートに答えると飲み物一杯タダになる、とのことでした。

最初は、スタバでは今こんなキャンペーンをやってるのか、ふむ、ってぐらいの気持ちだったんですが、こちらのサイトによると、そこそこ珍しい「当たり」のようなんですね。そうだったのか。このシステムがあること自体知りませんでした。上記サイトの検証では17杯目にして当たりレシートが出てるので、おおむね出現率は6%くらい、でしょうか(そうとも云えないか…)。

アンケートは、個人情報をたくさん打ち込むだるいやつじゃなくて、選択肢のボタンをクリックしていくだけのやつで、最後にテキストフォームが出てきて、そこにスタバの接客の感想を書くだけで終了。最後に5桁の暗号が表示されるので、その5桁を先ほどのレシートに書き込むと、タダ券としてスタバ店頭で使える仕組み。

このタダ券でカフェラテでも飲もうかなーと思ってたのですが、上記サイトによると高い飲み物も頼めるそうなので、そこは遠慮せず、自腹じゃ飲まないようないちばん高いやつを頼もうかと思います。笑


■ここ二週間で見たもの、見なかったもの


■演舞場の猿之助。夜の部は10/12(日)に観劇。

「40数回、やる。」というのは'97年ごろの徳永英明ツアーのキャッチコピーだと記憶しておりますが(違ってたらごめん)、夜の部の猿之助も、実に四十数回の早替わりをくるくるとやってのけてました。素直に楽しむ。

米吉、亀鶴、猿弥(47)と弘太郎の弥次喜多コンビがよかった。

宙乗りとか本水とか、魚介類との立ち回りとか、歌舞伎らしい趣向がいろいろあるので、初心者でも楽しめると思います。なので、今月の歌舞伎座で夜の部を見て、それから日を改めて演舞場で夜の部を見れば、カブキ入門篇としては最適でしょう。って千穐楽が近くなってからこういうこと云うのもなんですが。


■演舞場昼の部は翌日10/13(月)に見る。

『俊寛』は、幕切れで照明を落とさなくてもいいんじゃないかなあ。

『金幣猿島郡』は、当方の予習不足で、あまり芝居に入り込めなかった。すいません。


■歌舞伎座昼の部は10/18(土)。3階席の切符が買えなかったので一幕見席の通し。野崎村、踊り二つ、伊勢音頭。

一幕見席って、ほんとギュウギュウなんですよね笑。みんながwe are the world♪( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)とか歌い始めるんじゃないかってくらいギュウギュウ。安い席ですからしょうがないですけど。とくに、通路から離れてる座席はそれなりの心の準備が要ります。いったん座ると身動きとれなくなるので。

そういえば一幕見席ってイヤホンガイドの料金がちょっと安いんだよね。あれはなぜなんだろう。


■10/18は、歌舞伎座のあととあるお笑いのライブを見てきました。

LINEのID乗っ取り(iTunesカード買ってきてってやつね)を、狂言で再現する袴姿のコンビが面白かった。お笑いにもいろいろある。


■そう、同じ日に六本木でやってた古館伊知郎の『トーキングブルース』、ちょっと興味あったんだけど、“ちょっと興味あった”程度のモチベーションではチケットとれませんでしたね。どんな内容だったんだろう。


■あ、けっこう迷ったんだけど10/10(金)のovalは結局行きませんでした。別のお笑いライブ行ってました。


■(朝食がおいしかった、という内容のエントリ)


■例によって、今日も茨城か栃木のどっちかに来ております。

で、出張のときは「昭和のころは町いちばんの格式を誇るホテルだったが、設備の老朽化やら不況やらなんやらの理由により、現在では低価格帯ビジネスホテルに鞍替えしているホテル」に泊まることがたまにあります。

ですが、今日泊まってるホテルって、「現在も町いちばんかそれに近い格式を誇るホテルなのに、ビジネスホテル料金の部屋を用意してるホテル」なのですね。

昨日もチェックインするときに、館内で晴れ着を着てホテルの人に写真を撮ってもらってる新郎新婦を見たし、ウエディング・プランナーみたいな人とともに若いカップル(※カップルって言葉、微妙に死語になってきてるような…気のせいか)がエレベーターに乗ってきてたし、普通に結婚式場としても現役のホテル。

館内にはレストランが7ヶもあるし、バーもある。出張で泊まれる価格帯の地方都市のホテルに、バーがあることってそんなないですよ。


■で、先ほどこのホテルの朝食ビュッフェを食べたのですが、美味しかったです。

意表を突いてやにわにピザが置かれてるし(マルゲリータ)、野菜スティック用にちゃんと火で温めてるバーニャカウダがあるし、そして土鍋で炊いたコシヒカリがありました。

土鍋コシヒカリは、朝から4杯食べた。ふだん土鍋で炊いたご飯なんか食べないからね、炊飯器とは違った味を楽しむというか。うん、八戸産イカの塩辛とか、明太子とか、そういうものと一緒に食べた。おいしい。あと、あえてカレーライスとしても食べてみた。


■ご飯はあともう一杯、食べようと思えば食べられたんだけど、これ以上お代わりをくり返すと、ホテルの人にコシヒカリ小僧とかそういうあだ名をつけられそうなので、自粛。

その後フレンチトーストやソフトクリーム(ソフトクリームの機械まであったのです)などデザートを摂取する作業に移りました。

ちなみにこの朝食は、宿泊料金に含まれてるので追加料金なし。うむ。


■朝から2000kcalぐらい摂りましたが、出張でこんな美味しい朝ご飯に当たることもあるんだなー。この文章は本日の朝八時台に書いておりますが、今日はとてもいい日でした、ともう結論づけてもかまわない。


■ギャプラス→ポコニャン→テクノドライブ→妖怪ウォッチ


■土曜は、パスタとファストフードとスナック菓子しか食べておらず、体に栄養が回ってなかったのか、日曜は一日じゅう部屋でだらだらしておりました。よくない!

なので、昨晩はきちんと栄養を摂取するべく、店で野菜、肉、豆腐などを購入し、煮て食べました。半蔵商店でございます。栄養は大事。


■さて、今回はとあるショッピングモールの話。

先日、仕事で行ったとある地方都市にて、とあるショッピングモールに立ち寄りました。ショッピングモール、と申しますと、昨今は馬鹿みたいに巨大な企業が作った馬鹿みたいに巨大な建物を想像しますが、このショッピングモールは'90年代に地元企業が作ったと思われるあまり大きくない建物で、いささかくたびれており、空き店舗もちらほらあって、賑わってるとはちょっと言いがたかったです。が、そのたたずまいが良いんですね。落ち着く。なんつーか、人間が店をやっていて、人間が客としてやってくる、ちゃんと血が通った感じがするというか。

ちなみにショッピングモールってのはたいていチェーン店しか入ってないものですが、ここは半分くらいは個人経営の店でした。そこもまた血が通ってる感がある。


■で、このショッピングモールにゲームセンターがあったんですが、そこで見かけた機械がこちら。

ポコニャン

『ポコニャン』のエレメカ(って云うのかな?)です。小さい子供が乗れる乗り物ね。こんなん初めて見た。写真後方にはレトロなエアホッケーの台が見えます。


■そして、これ何か知ってます? ひさしぶりに見たなー…。

テクノドライブ

『テクノドライブ』、というナムコが'90年代末に出したゲームです。レースゲームではなく、あくまでも運転テクニックを測定してくれるゲーム。測定が終わると、おみくじみたいな紙に診断結果がプリントされて出てきます。学生時代、ローソンからのバイト帰りに2回くらいやった記憶がある。笑



■あと、写真には撮ってませんがナムコの'84年のゲーム『ギャプラス』も真顔で稼働していました。いわゆる「N in 1」(多数のレトロゲームが一台で遊べるやつ)ではなく、ちゃんとギャプラスの基盤でした(筐体はさすがにテーブル型でなく、セガのアストロシティでしたが)。西暦2014年にもかかわらず、百円払ってギャプラスができるなんて貴重です。

で、西暦2014年なので、こんなぬいぐるみがゲームの景品として並んでました。

妖怪ウォッチ

古いのだけじゃなく、ちゃんと新しいのもあるわけですね。しかしギャプラス→ポコニャン→テクノドライブ→妖怪ウォッチ、という時代のまたぎ方が大胆。笑

なんつーか、ゲームセンターというよりは、半ばゲーム博物館ですね。



# 昭和の商店街、がだんだん廃れていったように、
#「'90年代式のあまり大きくないショッピングモール」というのも、
# 次第に消えつつある風景なのかもしれません。
#
#
# ポコニャンを見た時、最初は脳がうまく認識できず、
# 「パラソルへんべえ」と間違えました。


■ファミレスあるある


友人数名でファミレスに行くと、食事中よりも、食事を済ませて、会計も済ませて、店を出てからの駐車場での別れ際の立ち話がなぜか一番盛り上がる。


# あるある提供:妹1号


■三連休終わり


土曜は部屋を片付けて、日曜は演舞場夜の部、今日は演舞場昼の部でした。

これ何回か書いてることなのですが、台風のときは食欲が増します。おれだけか。食物を腹に入れてエネルギーを蓄えておけ、という本能だと思ってます。おれだけか。

さっきファミリーマートで冷製パスタを買ったら、フォークでなく箸をつけられた。というか、今回に限らずファミリーマートで冷製パスタを買うときって、かなりの確率で箸をつけられてるような気がする。なぜだろう。フォークより箸の方が単価が安いので、できるだけ箸を渡しましょう、と東池袋のファミリーマート本部から指示が出ているのか。

フォークの話じゃなくて猿之助の話しろよ、と我ながら思うけど。


■しょうが焼き定食、Oval、動く魔夜峰央


■いま、栃木だか茨城だか忘れたけどどっちかのビジネスホテルにおります。いつものことですが。

で、今回は同じビジネスホテルに二泊してるんですが、昨晩、ホテルの近所にあるとんかつ屋に入ったら、美味しかったんですね。内装もほどよく昭和で落ち着くし、値段もとんかつ定食1200円だし、一度でこの店が気に入ってしまいました。

で、この店は、普通のとんかつ定食だけでなく、しょうが焼き定食もあるのですね。なので、昨日はとんかつ定食を食べたから、今日はしょうが焼き定食を食べよう!と決めて、それを心の支えにして今日一日を乗り越えることにしました。

で、仕事が無事終わり、そのとんかつ屋の店の前に来ると、

店が閉まってた

んですね。


■昨日は開いてたのにどういうことだろう、と思って店のドアに貼られてる張型もとい貼紙を見ると

「※夜は週3日程度の営業」

って書かれてるんですよ。真顔で。

このお店は昼は毎日やってるんですが、夜は週3日程度しか開いてないシフト制、らしいのですね。で、週3日程度って何曜日のことなんだよ、と思ったら、貼紙の隣にさらにカレンダーが貼ってあって、そのカレンダーに夜営業の日程が記されていました。曜日は週ごとにまちまち。こういう変則的なパターンは生まれて初めて見た。世の中にはこんな店もあるのか…。

しょうが焼き定食はあきらめて、近所のスーパーでマグロ丼と鶏肉のサラダを買いました。


■dommuneにOvalが出るらしい、九時から出るらしい、と知ってはいたんですが、八時五十分くらいにうたた寝してしまい、起きたらOvalの時間はもう終わってた。うむ。

明日(10/10)、渋谷でOvalのライブがあるらしい。行こうかな。


■で、しょうが焼き定食は食べ損ねたし、Ovalも見逃したけど、『アウトデラックス』の魔夜峰央は見ることができました。新聞のテレビ欄に「白鳥になったパタリロ」とか書いてあるからさー、まさかと思ったけど、ほんとに魔夜峰央が出てきました。しかし、ことえりが「魔夜峰央」を一発で変換したのはちょっとびっくり。


■歌舞伎座 十月大歌舞伎 夜の部 10/4


■なかに年かさ五作が息子、半蔵商店でございます。

いま例によって地方巡業中なのですが(出張とも云う)、昨日の午後よりなんだか風邪気味でして、ジキニン飲みました。永谷園の「冷え知らずさん」シリーズの豚汁、カレーリゾット、しょうが湯なども摂取しましたよ。良くなるといいんだけど。

では今月夜の部の芝居の感想文などを。二階席三列目センターでした。


■寺子屋
涎くりは国生。この役は、アッパー系とダウナー系の演じ方があるように思うんだけど、国生は後者。総じてマイルドな涎くりだったけど、いささか幼気が強かったかもしれない。もう少しガキ大将っぽさがほしいかな。ほかの子供たちよりも年長である(15歳)、というニュアンスがもうちょっとあるとよかった。でも全体的にはよろしうございました。てか国生やせたね。

勘九郎の演技に新歌舞伎的写実性、を感じるところが何ヶ所かあった。気のせいか。首桶もって奥に引っ込むとこかっこいいね。

菅秀才が最後に泣くとこで涙を拭う仕草があったけど、この仕草っていままで見たことなかった気がする。気のせいか。

そうそう、源蔵が水を飲んでむせるとこがあるけど、あの水って、墨をするための水なんだって。イヤホンガイドで云ってた。寺子屋は何回も見てるのに、初めて知った(あるいは、以前どこかで聞いたがすっかり忘れてたのか)。


■吉野山
踊る藤十郎が見られるだけで満足です。

早見藤太は橋之助。橋之助が三枚目って珍しいような気がする。


■鰯賣戀曳網
三島由紀夫昭和29年の作。明治〜戦前の歌舞伎っぽくない新歌舞伎に対抗して、「歌舞伎っぽい歌舞伎を作ろう」という意図で書かれた作品、だと思った(※個人の感想です)。

能天気なまでにハッピーエンドのお話で、いいんじゃないですか、こういうのも。勘九郎と獅童のかけあいが面白い。

ところで。八月の『怪談乳房榎』でも思ったのだけど、われわれ人類は、勘九郎に勘三郎の面影を求めすぎてはいないか。「勘三郎に似てる」と言いたがりすぎてはいないか。このままでは彼は十九代目勘三郎でなく、二代目十八代目勘三郎、になってしまうのではないか。大きなお世話か。いや、歌舞伎とはむしろそういうものなのか。



今月の夜の部は、演目の選定も時間の配分もバランスが良いので、初心者にもおすすめ、だと思います。歌舞伎デビューしようと思ってる方はぜひ(とか書いてるおれが初心者なんだけど)。

イヤホンガイドでは、幕間(もちろん“まくあい”と読むのが正しいのですが、芸人さんはこれを“まくま”と読みます。オードリーもラバーガールも“まくま”と読んでます。これはもう、誤読というよりもお笑い業界用語なのでしょう)に十七代目勘三郎と十八代目勘三郎の過去のインタビューが放送されてます。

めでたい焼きのブースの位置がかわってました。



で、歌舞伎座から帰宅して、夜の十時半ごろネットを見てたら、この日の夜にUNITでラスターノートンのイベントがあることを初めて知りました。これだけの高度情報化社会でも取りこぼす情報がある、という不思議。いや、高度情報化社会だから取りこぼす情報も増えるのか。

Alva Noto+ByetoneでDJってのが気になったけど(何かけるんだろうね)、さすがに体力が残ってないので、そのままおとなしく就寝。


■半蔵、MacBook Airを11インチから13インチに買い替えるの段


MacBook_Air_13



■半年前に中古で11インチのMacBook Air(以下、甲とする)を購入し、それなりに便利に使っておりました。

ですが、このたび報道にあります通り、甲11インチを売却し、改めて中古の甲13インチに買い替えるはこびとなりました。



■なぜ買い替えたかというと、11インチだとまあ単純に画面が小さくて手狭になってきたんですね。

ノートPCは小さくて軽くてなんぼ、持ち運んでなんぼ、とはもちろん思います。

甲の11インチはかわいいやつなのですが、ですが肝心の画面が小さい(当たり前だけどさ)。作業効率という点では13インチに軍配が上がります(当たり前だけどさ)。13インチのディスプレイは1440×900ピクセル。11インチは1366×768ピクセル。これだけの差ですが、これがけっこうでかい。


■「職場の27インチiMacをメインに使っているが、午後はお茶をかねて渋谷マークシティーのスターバックスでパタパタと30分ほど作業したい」、という用途なら11インチが適しているでしょうが、拙僧の場合、出張で栃木とか茨城のビジネスホテルの一室でがっつりノートPCに向き合って作業することがたびたびあるので、この場合はまあ13インチが適します。

「甲を持ち歩くこと」ではなく「甲で作業すること」のほうが大事だからね。機動性は、そこまで重要視しない。


■われわれ人類にとって、甲の11インチを買うか、それとも13インチを買うかは、たしかに切実な問題ですが、迷ったら13インチを買った方が良い、と思います。

拙僧とほぼ同時期に甲11インチを購入した職場の某女史は、「画面が小さくて使いづらいから、けっきょく甲を使うこと自体なくなった」と云っておりました。これではコンピュータを買った意味がそもそもありません…。

13インチなら、「持ち運びが面倒で家から持ち出さなくなる」ということはあっても、家で普通にPCとして引き続き使うことはできる、と思います。

逆に、何らかの理由で甲を肌身離さず持ち歩く必要がある、という人はもちろん11インチが良いです。が、ほんとに「甲を持ち歩く業務上の必要性がある」のか、それとも「甲を持ち歩きたいなー、となんとなく思ってる」だけなのか、そこはちゃんと見極める必要はあるかも。


■で、ここで話はちょっと変わりまして。

この甲13インチ、8GBのメモリが積まれているのですね。なので、もうこの甲一台さえあえば、クラブでDJ、ライブ、あるいはVJができます。

そう、'80〜90年代のアニメDJと、YMOしばりのDJと、国内外の'70〜80年代のテレビ映像を使ったVJやりたいんだよねー、とつねづね思ってたのですが、これでようやく実現します。

あと、この甲13インチにはAdobeの一連のソフトもインストールする予定です。これで栃木や茨城のビジネスホテルでもPhotoshopやIllustratorがいじれます。

DJに、ライブに、VJに、Adobeに──、と自分の能力が拡張していくような錯覚。その錯覚を味わいたくて、ヒトはPCを新しく買い換える訳なのですが。


# 参考までに値段の話。
# 甲11インチ(mid 2011)は今年の三月に65000円で購入し、38000円で売れました。
# で、このたび買った甲13インチ(mid 2012)は82000円でした。


■ライス(田所と関町ではない)


例によって栃木か茨城のどっちかのビジネスホテルに泊まっております。

で、さきほど朝食ビュッフェに行ってきたのですが、ご飯のお代わりをしようと思って、茶わん片手に料理のおいてあるテーブルへ近づいたところ、レストランのおばちゃんが炊飯器の方を指さして“ご飯はここですよ”という意味で、

「Rice!」

と、おれに教えてくれました。異国人の客も多いレストランだったのですが、おれはいったい何人に間違われたんでしょうか。

ちなみに、このホテルの朝食はファミ通のクロスレビューだったら合計で20点獲得できるかどうか、という味で、要するに不味かったです。

さあ、今日も始めましょう(←常滑川まことのゴールデンラジオ風に)。


■電波って拾うものなんですね。わーわー云うとります。


■この番組は、Music can't beat 予算制限、半蔵商店がお送りします。

といった意味も含めまして、この秋に最終回を迎えた二つのラジオ番組の話。


■ナイナイのオールナイトは、最後だし生で聴こうかと思ったのですが。

仮眠から目覚めると時刻は1:05。思いっきり“怒鳴り”(番組冒頭の一言ね)を聞き逃してしまいました……。

で、再度眠りに落ち、気がつくともうエンディングでした。要するにほとんど聞けませんでした。しかし最後のビタースイートサンバはやけに長く感じられたな。

ちなみに、この日のウーマンラッシュアワーのオールナイトでは、「ナインティナインさんお疲れさまでした」という村本の冒頭の挨拶が、「ナインティナインさん、20年半お疲れさまでした」となっておりました。


■で、スカイロケットカンパニーもといロケットマンショーはちゃんと録音しつつ、二回の睡眠(2:00〜3:00と4:00〜4:30)を挟みながらも一時から五時まで聞いていました。

この番組は、「日曜の朝方に起きてたら、まあ聞く」ぐらいの薄い付き合いを数ヶ月前から続けていただけだったのですが、それでも最終回に間に合ってよかった。


■有楽町もけやき坂も、最終回には数百名のリスナーであふれたそうです。

おれも、オードリーのオールナイトが終わるときは有楽町まで駆けつけてしまうかもしれない。オードリーは熱心に聴いてる。というか依存してると云ってもいいかもしれない。番組が終わってしまったときのことを考えるとちょっとつらい。それくらい聴いてる。


■ラジオが終わるときの喪失感は、仲が良かった友達が転校してしまう時の感じに似ている。当初は心にぽっかり穴があいて、でもやがてだんだんそいつのことを思い出さなくなるとこまで含めて。