■鳳凰祭四月大歌舞伎 昼の部 4/26 千穐楽 |
■スーパーポップ夜明けのカステラ。半蔵商店でございます。
■昨日の土曜の朝、帝國ホテルのロビーで冷やしたカフェ・オ・レ(珈琲を牛の乳で割った西洋風の飲み物)を喫し、ホテル入り口で自動車を拾い、「歌舞伎座まで」と行き先を告げたところ、運転手さんに
「楽屋口ですか?」 (゚Д゚ )
と訊かれました。歌舞伎を見始めて4年、ついに歌舞伎関係者に間違われました(祝)。ま、単におれがキモノ着てたからってだけなんだとは思いますが…。
■で、歌舞伎座。今月昼の部千穐楽。筋書によると、「坂田藤十郎一世一代にてお初相勤め申し候」は、英語でOhatsu is worked in Tojuro Sakata once in a lifetime、と云うそうです。
■壽春鳳凰祭
歌舞伎座改装一周年を祝う踊り。こういうのは初日か、初日に近いうちに見といた方が雰囲気あって良かったかな。しかし萬太郎って五月人形みたいだ。
■鎌倉三代記
基本、死にゆく人たちが話を展開、かつ、お姫様なのに世話場、という暗めの芝居。梅玉って、役者というより高校の古文か英語か日本史の先生っぽくて地味だなーと思うんだけど、その地味さが良い方に作用する時がある。道化っぽい幸四郎は珍しい。歌江の演技はややリアリズムが過剰ではないかニャーと近所の猫が云っていたが、大ベテランがやるんだから、あれはあれで良いのだと思う。
■壽靭猿
七ヶ月ぶり三津五郎。七ヶ月にもなるんですね。巳之助の目許がかっこいい。又五郎の貫禄たっぷりかつ愛嬌あってよかった。小猿の見得もかわいい。
小猿が船をこぐマネをするところ、オードリー春日のカスカスダンスを思い出した。
■曽根崎心中
そして今日のお目当て。終演後にごく短いあっさりしたカーテンコールあり。舞台中央に藤十郎が、というより、お初が、拍手に応えていた。ほんとうにこれで演じ納めなんだろうか。これまでどの媒体でも、ちょっと濁した表現で答えてはいたけど、「もう二度と演じない」と明言はしてないはず。
ラストシーンでは、翫雀がシュッとした二枚目に見えた。
∴
■で、終演後、竹葉亭でウナギでも、と思ったけど、一等席でカブキを見たあとに竹葉亭はゼイタクかと思い、ちょっと控えめに「回転ではないチェーンの寿司屋」で海鮮丼を食べることにした。カウンター席について海鮮丼と一番安い日本酒の熱燗を発注。
隣の席に、お母さんといっしょに寿司をつまんでる小学五年生の男の子がいた。板前さんが男の子に「中学生じゃまだ早いけどさ、高校生になったら酒飲む練習しておいた方が良いよ」と教えていた。コンプライアンス、コンプライアンスと小うるさい殺伐とした時代に、こういうことを教えてくれるオトナは貴重だ。とか、こういうことを書くと、若手芸人のブログやtwitterなら炎上するんだろうか。おれが若手芸人じゃなくて電子音楽家でほんとうに良かった。
その男の子は、お母さんとノンアルコールビールをグラスに注ぎ合って飲んでいた。ひょっとすると、こういう光景をも鬼の首を獲ったように断罪したがる輩がいるんでしょうなあ。もちろん、半蔵商店をお読みの方にそんな方はいらっしゃらないとは思いますが…。
丼を食べ終えて、にぎり4ヶとヒモキュウ細巻きを追加発注したら、けっきょく竹葉亭と大して変わらない値段になった。
その後、銀座の山野楽器でコンパクトなディスクを購入。山野楽器で買い物するのは実に十一年ぶり。ふむ。
■昨日の土曜の朝、帝國ホテルのロビーで冷やしたカフェ・オ・レ(珈琲を牛の乳で割った西洋風の飲み物)を喫し、ホテル入り口で自動車を拾い、「歌舞伎座まで」と行き先を告げたところ、運転手さんに
「楽屋口ですか?」 (゚Д゚ )
と訊かれました。歌舞伎を見始めて4年、ついに歌舞伎関係者に間違われました(祝)。ま、単におれがキモノ着てたからってだけなんだとは思いますが…。
■で、歌舞伎座。今月昼の部千穐楽。筋書によると、「坂田藤十郎一世一代にてお初相勤め申し候」は、英語でOhatsu is worked in Tojuro Sakata once in a lifetime、と云うそうです。
■壽春鳳凰祭
歌舞伎座改装一周年を祝う踊り。こういうのは初日か、初日に近いうちに見といた方が雰囲気あって良かったかな。しかし萬太郎って五月人形みたいだ。
■鎌倉三代記
基本、死にゆく人たちが話を展開、かつ、お姫様なのに世話場、という暗めの芝居。梅玉って、役者というより高校の古文か英語か日本史の先生っぽくて地味だなーと思うんだけど、その地味さが良い方に作用する時がある。道化っぽい幸四郎は珍しい。歌江の演技はややリアリズムが過剰ではないかニャーと近所の猫が云っていたが、大ベテランがやるんだから、あれはあれで良いのだと思う。
■壽靭猿
七ヶ月ぶり三津五郎。七ヶ月にもなるんですね。巳之助の目許がかっこいい。又五郎の貫禄たっぷりかつ愛嬌あってよかった。小猿の見得もかわいい。
小猿が船をこぐマネをするところ、オードリー春日のカスカスダンスを思い出した。
■曽根崎心中
そして今日のお目当て。終演後にごく短いあっさりしたカーテンコールあり。舞台中央に藤十郎が、というより、お初が、拍手に応えていた。ほんとうにこれで演じ納めなんだろうか。これまでどの媒体でも、ちょっと濁した表現で答えてはいたけど、「もう二度と演じない」と明言はしてないはず。
ラストシーンでは、翫雀がシュッとした二枚目に見えた。
■で、終演後、竹葉亭でウナギでも、と思ったけど、一等席でカブキを見たあとに竹葉亭はゼイタクかと思い、ちょっと控えめに「回転ではないチェーンの寿司屋」で海鮮丼を食べることにした。カウンター席について海鮮丼と一番安い日本酒の熱燗を発注。
隣の席に、お母さんといっしょに寿司をつまんでる小学五年生の男の子がいた。板前さんが男の子に「中学生じゃまだ早いけどさ、高校生になったら酒飲む練習しておいた方が良いよ」と教えていた。コンプライアンス、コンプライアンスと小うるさい殺伐とした時代に、こういうことを教えてくれるオトナは貴重だ。とか、こういうことを書くと、若手芸人のブログやtwitterなら炎上するんだろうか。おれが若手芸人じゃなくて電子音楽家でほんとうに良かった。
その男の子は、お母さんとノンアルコールビールをグラスに注ぎ合って飲んでいた。ひょっとすると、こういう光景をも鬼の首を獲ったように断罪したがる輩がいるんでしょうなあ。もちろん、半蔵商店をお読みの方にそんな方はいらっしゃらないとは思いますが…。
丼を食べ終えて、にぎり4ヶとヒモキュウ細巻きを追加発注したら、けっきょく竹葉亭と大して変わらない値段になった。
その後、銀座の山野楽器でコンパクトなディスクを購入。山野楽器で買い物するのは実に十一年ぶり。ふむ。