今日の午後は浅草でカブキなのですが、今日は一日雨みたいですね…。ま、それはさておきこの年末年始の日記を載せます。
十二月二十九日(土)
■大掃除の下準備、としてスーパーで洗剤やらなんやら買って来たり。まあ、下準備をしたところで、大掃除なんてたいして進まないんだけどさ。
鏡餅や、正月用の飾りも買う。
午後から夜までの結構な時間、だらだらとテレヴィジョンの放送を見てしまう。テレビではロシアのなんとかという村の様子を放送していた。その村の気温は、夏は30℃、冬はマイナス70℃になるそうだ。村の学校は、マイナス56℃以下の日は休校となる。ということはマイナス55℃の日は登校しないといけないんですね…。
■国立劇場の初日の特別席の切符が、意外にネットで取れてしまう。初日は全席完売だったからあきらめていたのに。国立劇場のネット販売って、あまり「戻り」があるイメージがないんだけど、それでも戻っておりました。まあこれも日ごろの行いですなあ。
■部屋の、テレビやブースカを載せている棚に、鏡餅と久保田千壽の一升瓶を飾る。正月っぽくなった。
■夜、印刷会社より注文していた年賀状が届く。発注がちょっと遅かったな、しかし。
十二月三十日(日)
■朝、沖縄から東京に来日している妹夫妻としゃぶしゃぶを食べる。午前中から豚しゃぶとぬる燗。
その後、妹夫妻と別れて渋谷にてこまごまとした買い物。
某レコード店に入ったら、まりんの『The Sound of 70s』のプロモ盤CD(正規盤と微妙にいろいろ異なる)があるではないか。しかも600円。買う。
数年前、同じCDを吉祥寺で買ったことがあるのだが、そのときも妹が東京に滞在中のことであった。
■夕刻、近所のスーパーで買い物してたら、傘なぞ持ってないのに大雨……。濡れて帰る。2012年は、雨に降られることが例年より多い年だった。
十二月三十一日(月)
■午前中、キッチン(と呼ぶほどのものでは全くない)の流しとコンロ、そしてユニットバスを「アパートを引き払う日の朝」ぐらいにピカピカにする。けっこう充実感。
その後、ちょっとだけ部屋を片付ける。これをもって大掃除完了とする。
■夕方、近所のスーパーに今年最後の買出し。オランジーナ×2、りんごジュース、ヱビス500ml缶、カシューナッツのメープルがけ(国内メーカー)、ハチミツローストピーナツ(米国メーカー)、UFO、カップそば、りんごのデニッシュ、一人用おせち、海老天、エースコックJANJAN(焼きそば)、餅。あとシャンパンのハーフボトル。
いったん家に帰って、年賀状を書いて、もういちど外出して近所のポストに年賀状を投函。遅い。年賀状は12月25日までに出しましょう。
■『笑ってはいけない』を、時間帯によって見たり見なかったりする。
カップそばに海老天を乗せて、年越しそばとする。
■年越しの瞬間は、教育テレビの「2355」というミニ番組をみていた。
一月一日(祝・火)
■六時に起きる。テレビをつけるとレッドカーペットをやっていた。以前は、このような正月の演芸番組を必死で録画していたが、最近はさらっとチェックする程度。元旦早々つぶやきシローが出ていたので、縁起が良い。
■日本酒(12/29に買った久保田)を飲みながらテレビを見てると、お台場からの生中継で芸人が千人くらい出てる企画をやってて、その中に某君らしき芸人を発見。本人かなーと思って某君のケータイにメールして確認したところ、やはり本人だった。
■日本酒をたくさん(よく覚えてないが三合くらいか。世間一般の“たくさん”から程遠い量ですが)飲んで、昼寝して、起きたら、もう二日酔いになっていた…。初二日酔い。
午後から夜は体調を整えることに費やす。カップ焼きそば二つ食べる。
一月二日(水)
■トーキョーで最初に上演される歌舞伎を見物しに浅草へ。正月の浅草なんて一人で出かけるもんじゃないことは知っている。
■
9時半からの鏡割り。ちょっと遅れたので、役者の挨拶は聞き逃したけど、鏡割りの瞬間には間に合う。
その後、役者たちが樽酒を振舞うんだけど、列に並びそびれる。まあ、おめでたい雰囲気を味わえてよかった。
■開演後、芝居の前に愛之助の挨拶がある。そのとき、客席からの質問コーナーみたいなのがあるんだけど、その中に「沖縄から来ました」という人がいた。
芝居は、『寿曽我対面』は、おめでたい感じで、『幡随長兵衛』は、うーん、最初の劇中劇のとこがピークでした。笑
■その後、食事でもしようと思うも、浅草は人類がたくさん発生して大混雑してるので、東銀座に移動。ヒイキにしている小さな神社に初詣。
■夜は、うちの近所のラーメン屋でゴマつけ麺 feat. 餃子。
と、このように一月二日に外食をすることで、「一月二日にもお店を開けておかなきゃいけない世界」の構築に荷担してしまったような気がしてしまい、ちょっと反省。やはり、三ヶ日くらいゆっくり休んだほうがいいと思う。正月気分の維持のためにも。
一月三日(木)
■朝、パレスホテルの喫茶店でコーヒー。ホテルはそもそも年中無休だから、「三ヶ日にもお店を開けておかなきゃいけない世界」の構築に荷担することにはならない…………と思う。
■丸の内1-1-1のパレスホテルから、隼町4-1の国立劇場まで、新春の朝の澄んだ空気の中、車も人類も少ない都心の道をタクシーで移動。こーれが気持ちよかった! 980円。
拙僧のような小坊主には、タクシーなんて超の付く贅沢品ですが、たまに乗るといいものですねタクシー。この年末年始の名場面の一つ。
こんど機会があれば、皇居周辺をタクシーでただ一周してみようと思う。できれば、トーキョーに人がいない時期の朝に。
■さて、タクシーを降りると、華やかな正月ムードの国立劇場。鏡割りを見た後、ふるまい酒をもらうため旧ソ連っぽく列に並ぶ。
芝居は『夢市男達競(ゆめのいちおとこだてくらべ)』。時代物っぽい部分、世話物っぽい部分、踊り、立ち回り、とバランスよく配合されているのですが、やはり猫とネズミの立ち回りでしょうなあ。あれは楽しかった。歌舞伎初心者の方にもオススメできるのではないしょうか(とか書いてるおれがそもそも歌舞伎初心者)。
■夕食は、家の近所のココイチでカレー。「三ヶ日にもお店を開けておかなきゃいけない世界」の構築に荷担してしまい、ちょっと罪悪感。
「三ヶ日にも外食ができる世界」は、「三ヶ日にも仕事しなければいけない世界」でもある。
とはいえ、自分内ルールは「三ヶ日でも、ラーメンやカレーのような軽食の店は利用しても可」くらいにとどめとこうか。昨日もラーメン屋に入っちゃったことだし……(自分に甘い)。