■ハイお待たせをいたしました半蔵商店、幕開きでございます(←歌舞伎のイヤホンガイド風に)。
では沖縄での話に戻りますね。
■先日、沖縄で友人と会う際に、古本屋で買った昔の『TVガイド』を三冊持っていったんですね。1984年の号と、1989年の号と、1991年の号と。そしたらば、
こ れ が 面 白 い。( ゚∀゚)人(゚∀゚ )
大のオトナ二人が、TVガイド3冊をめくりながら(とくに番組表のページは曜日ごとに重点的に)、喫茶店で三時間も話しこんでしまいました。ノンアルコールで。ジュースだけで。
■子供のころ見てたテレビ番組の話はもちろん、「この番組は沖縄ではやってなかった(※TVガイドに載ってるのが首都圏用の番組表だったので)」「この時間帯、沖縄では○○を放送していた」など、番組表に対するローカルな思い出話をしたりしました。
そう、テレビ番組だけでなく、番組表そのものにもノスタルジーを感じてしまうもんなんですね。
あと、「日曜の夕方〜夜は、一社提供の番組が多い」などの発見もありました。発見というか、ひょっとするとテレビマニアの人には常識だったりするのかもしれない。
■1984年(ネーナ「ロックバルーンは99」がリリースされた翌年)のTVガイドは、表紙からして
初代いいとも青年隊。しょっぱなから挨拶代わりに野々村とハガケンジとその他一名ですよ。
そして、1989年(ネーナ「ロックバルーンは99」がリリースされた6年後)の号は表紙&カラーページ第一特集が田原俊彦です。「絶好調! デビュー10年」だそうです。
で、カラーページ第二特集がこの人なんですよ。
この写真には、なんか「売れてる勢い」を感じます。
巻頭からこの二人が並ぶという豪華ラインナップ。西暦2011年の今ではちょっと考えられません。
ちなみに、1991年の号は表紙が石田ひかり(だったかな)でした。
■で、これらのTVガイドを読み比べて思ったのですが、'84年の号と'89年の号との間に、すごい隔絶というか、断絶を感じるんですね。単なる誌面の違いじゃなくて、すごく大げさに云うと、日本という国の雰囲気が違って見える(ほんとに大げさですが)。
もっと云うと、'84年が戦前っぽく見えて、'89年が戦後っぽく見える。それくらい違う。
もちろん元号が違うってこともあるだろうけど、「バブル前」と「バブル真っ最中」の差が、この隔絶感の原因だと思う。
■そして、'84年→'89年→'91年と読み進めていくうちに、
なんだか夢がさめていくような物哀しさ
が、ちょっとしたのが不思議だ。バブル崩壊が関係してるんだと思う。
■えー、というわけでですね、みなさまも古いテレビ雑誌をサカナにして飲んでみてください(ジュースでも可)。