■きょうの夕飯は、マンゴージュースです(1リットル)。半蔵商店です。
■といった意味も含めまして今回は、なぜ
gocoupの新作につけられた題名、について書きます。
■この「少年タルホと水銀ウサギ」というCD-Rには4曲入ってまして、それぞれこんなタイトルがついてます。
1. 物質は踊る 〜新月の夜、研究室、火花を撮影せよ
2. タルホとゴクウの天体観測 (シガレットの火花をα、ガス燈をβ、水星をγとして)
3. ゴクウとタルホの夜間飛行 (ステッドラー、ポラロイド、あるいは)
4. 東へ急げ水銀ウサギ
なぜ、こういう長いタイトルをつけたかというと、今回は前々作・前作とはちょっと違った作風なので、タイトルのつけ方もちょっと変えてみた。というわけです。
■そしてもう一点。
近年の電子音楽(および、それに近い音楽)のCDって、曲のタイトルが、抽象的な英単語が一ヶか二ヶだけだったりとか、子音か数字だけとか、
下手したら記号だけとか、そういうのが多いじゃないですか。
これは、「曲名をつけることで音楽のイメージを制限したくないn(略)、聴く人みんながそれぞれ自由にイメージを広げt(略)」とかそういう考え方が背景にあるんだと思う。
この考え方は、たしかに分かるります(誤字はわざとです)。
■ですが、アルバム名や曲名から得られるイメージ(それと、ジャケットのイメージ)が、オンガクのイメージをより広げ、より豊かにする──ということも往々にあると思うのですよ。
たとえば、いまふと思いついた例ですが、Mixmaster MorrisとPete Namlookの『Dreamfish』(というアルバムがあるのです)がそうですね。
このアルバムが、もし無題で、さらに無地のジャケットで発表されてても、名盤であることに変わりは無いと思う。
でも、『Dreamfish』というタイトルと、「School of Fish」「Under Water」といった曲名と、変な魚のCGが、このアルバムのイメージをさらに鮮やかに彩り、かつ確かなものにしてる──と思うんですが、どうでしょうか。
もちろん、サンエレクトリックの『30.7.94』とかグローバルコミュニケーション『76 14』とかのように、数字だけのタイトルの名盤もあるのですが、それはまあさておき…( ;'∀`)
ともあれ、オンガクにちょっと具体的なイメージを添えたいな、と思ったので、gocoupは今回はこんなタイトルにしてみました。というわけです。
■さて、gocoupの新作がこんなタイトルなのは、他にも理由がありまして、それは────ちょっとだけ長くなるので、この続きは次回に。
■なお、gocoup「少年タルホと水銀ウサギ」を、昨日
中野・タコシェ様に納品しました。
また、本日amazonにも納品しました。もうすぐ
この画面に反映されると思います。
試聴は
gocoupのサイトでどうぞ。
それではよろしくお願いします。