■京都のモテないリュック(色違い) |
■さて、この京都旅行で感じたのが、自分が徐々に「一人旅の許される年齢」じゃなくなって来ている、ということです。
なんつーか、いい歳した独身男が一人で観光地をうろうろする、というのは、世間様にあまり歓迎されないもんですね。
と、これを読んで、「なにそれ? ただの被害妄想でしょ」と思った20代後半のおまえ。じゃあ、次の京都の観光シーズンは紅葉の時だから、11月の休日に一人で京都のお寺行ってみ? たぶん肩身狭いですから。
■というわけで、男一人のぶらり寺めぐり in 京都は25くらいまでに済ませておきましょう。
その年齢を過ぎると、一人じゃいろんな面でつらいし、男二人だとゲイのカップルに間違われる。
■ところで、お寺で一人で来てる男、というのは冴えないやつが多い。さんざん云ってるが、おれも含めて。
清水寺の夜間拝観の帰り、まあ、そんなもんに男一人で行く時点で問題外なんですが、「うわー。カップルばっかだなー」とか何とか思いながら歩いてると、おれと同じくいかにもモテなさそうな男が、一人で歩いてるのを見ました。そして、そいつが
自分とまったく同じデザインの色違いのリュック
を背負ってるのを発見した時は、「同志よ!」というか、同族嫌悪というか、このリュックけっこう安くなかったんだけどな…というか、いろんな感情が渦巻いて、なんだか情けなくなって、その場でフテ寝しそうになった。
■なお、一人で寺に来てる女は美人が多く、女どうしのグループで寺に来てる女はそうでもない。ということも発見しました。
↑取り立てるほどの大発見ではなく、むしろ予想された結果ではあるが、後世の日本人のために書いておいた。
■そうそう、龍安寺で見かけた女二人組は、石庭を見ながら、
「なんでこんだけで五百円(拝観料)すんねん〜」
「ほんまや〜。あと百円足して大阪城見た方がマシやんな〜」
などとおっしゃってました。