■プー横丁にたった家 |
■もう連休も四日目ですね。
五月だといふのに、天気がすっきりしないし、体調もすっきりしない。故に、せっかくの休みなのに布団の中で転がるなどしております。ずっと部屋にいるんですが、部屋を片付けようにもその元気はない。
なぜ体調がすぐれないかというと、
1) 折からの気温差
2) 先週は連休前で忙しかったので、その疲れが出た
3) 金曜(4/29)の午前中2万歩ウォーキングした際、そういえば水分を一滴も摂らなかった(脱水症状?)
3') その際、小雨に降られて体が冷えた
とか、まあいろいろ複合的なあれがあります。そう、金曜の午前までは2万歩あるく元気はあったんだよな、で、そのあと体調をくずしたんだよな…。いま改めて考えると、原因はこのウォーキングにありそうだな。まあ小雨のなかを歩いちゃダメですね。
とりあえず今日は薬局で葛根湯を買いました。体力が戻らないことにはなんともならないので、もうしばらくじっとしてます。
■そんなわけで、布団の中で『プー横丁にたった家』を読み返しておりました。くまのプーさんのお話ね。石井桃子訳。
最後の章、クリストファー・ロビンがプーさん以外の動物と別れるシーンが、めちゃめちゃ素っ気ないんだよな。クリストファー・ロビンがイーヨーから贈られた詩を読んでる間に、動物たちはさっさと姿を消す。まあ、ガキだからといっていつまでも童話の世界にいちゃいかんよ、ってことなのかもしれない。クリストファー・ロビン本人も子供ながらそれに気づき始めたことが、このあとの「ぼく、もうなにもしないでなんか、いられなくなっちゃんだ」というセリフに表れてる。と思う。幼年時代の終わり。改めて読むとしみじみするなー。
(あ、3年前「くまのプーさん展」を見に行った時も、似たようなこと書いてるな、おれ…。)
■作中でプーはあまり賢くないクマとして書かれてるけど、作詞作曲の才能があって、第9章のコブタを讃える歌は黙阿弥調というか七五調に訳されててかっこいいので好きです。やっぱすごいわ、このクマ。
あと、ルー(カンガルーの子供)のセリフが、「ぼくもさがしてよござんすか(May I find them too?
)」って訳されてるとこも好き。
あと、「押しくらまんじゅ」とい単語が出てくるけど、これは原文を見ると「jostle」となっていた。ふむ。イギリスではこう呼ぶんだろうか。
■つーことで石井桃子訳『プー横丁』を読み終えたので、次は阿川佐和子が訳した『ウィニー・ザ・プー』の文庫を読もうと思ったんだけど、あれ、本棚に置いてあったはずなのに見あたらない…。どこ置いたんだろう。
しょうがないので、かわりにバカリズムの『架空OL日記 1』を読みたいと思います。