■2002年の『BRUTUS』のバブリーさにむせかえる等 |
■はい、思うところあって2002年の『BRUTUS』誌を買いました。
■この号を買うのは人生で4度目です。笑
発売当時リアルタイムで買って、そのあと原宿のブックオフ(原宿にブックオフがあったなんて覚えてます? ラフォーレの並び)で買い直して、そのあとさらに別の古本屋で買い直した──という記憶があります。そしてまたこのたび買い直しました。
この号は「東京ホテル戦争!」なるタイトルの特集が組まれています。フランソワ・シモンなる料理評論家のホテル批評がいいのよ。この異人さんが都内にあるラックレート(定価)で一泊5万円クラスのホテル5軒に泊まって批評を書くんだけどさ、なんつーか、辛口なところは辛口で、でも、いいとこはいいとこでちゃんと褒めてて。そのバランスが絶妙で読ませるというか(辛口一辺倒の人って浅く見えるし、かといって甘口なことばっか書いててもそれはそれでちょっと違うしね)。
そしてそれ以前にこの人のホテル評からは、トーキョーという街に対する愛情を感じられてね。これを定期的に読み直したくなるわけです。ちなみに批評の対象となったホテル5軒はパークハイアット、ウェスティン、椿山荘(まだフォーシーズンズと提携してたころ)、ラディソン都ホテル(いまはシェラトン)、ソフィテル東京(いまは建物自体ないようです)。まだアマンやアンダーズどころか、マンダリンやペニンシュラどころか、グランドハイアットすらない時代です。
記事では、各ホテルのルームサービスのクラブハウス・サンドイッチを食べ比べた味の批評まで書いてある。ちなみにシモン氏いわく、上記の5軒でいちばんおいしかったクラブハウス・サンドイッチはソフィテルだそうです。ええ、おれがルームサービスのあるホテルに泊まるたびクラブハウス・サンドイッチを発注するのはこの号の影響です。バリのホテルでも発注したね。もっとバリらしいもの食べろよ、と、あなたじゃなくてもおれ本人でもそう思う。
■でさ、この'02年のBRUTUSを「あ、こんなページあったな、覚えてる」とか、「あ、こんなページあったのか、忘れてた」とか、いろいろ思いながらパラパラめくってたんだけど、しっかしこのころのトーキョーはまだまだカネがあったんだなー、と感じます。いや、カネがあったのはトーキョーじゃなくて、マガジンハウスとその広告主だけだったのかもしれないけどさ、でも令和2年よりだいぶ豊かな時代だったんだなと思っちゃう。いや、正直、最近はこの雑誌を立ち読みすらしてないからさ、現在との厳密な比較じゃなくて悪いんだけどさ。誌面がキラキラあるいはギラギラしている。もう、ラグジュアリ〜〜〜〜って感じ。
──ラグジュアリ〜〜〜〜。ですか。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
そう、ラグジュアリ〜〜〜〜って感じ。令和2年のいま、この'02年のBRUTUSを読むと「当時のニッポンはバブルだったのか!?」とすら思う。実際は、とっくの昔('91)にバブルは弾けてたんだけどさ。
表紙をめくってすぐのカラーページに各ブランドの見開き広告が続くしさ、誌面の中ほどにはIBMが見開き広告3連発で打ってる(6ページ使って広告だぜ)、と思ったら、そのあとにHPも見開き3連発でプリンターの広告を打ってる(6ページにわたってプリンターの広告だぜ)。この号はホテル特集だけど、第2特集がクルーズ特集だったりする。
いや、もうほんとバブリーですから。思わずむせかえるくらいバブリー。ウソだと思うんなら、この号じゃなくてもいいから'02年のBRUTUS買ってみ? むせかえるから。18年前の日本って、まだまだ豊かだったんですね。
■──っていうようなことを定期的に思います。
ちなみにこの号の音楽ページのディスクレビュー欄には岡村と卓球の「Come Baby」が紹介されてます。そういう時代。
■この号を買うのは人生で4度目です。笑
発売当時リアルタイムで買って、そのあと原宿のブックオフ(原宿にブックオフがあったなんて覚えてます? ラフォーレの並び)で買い直して、そのあとさらに別の古本屋で買い直した──という記憶があります。そしてまたこのたび買い直しました。
この号は「東京ホテル戦争!」なるタイトルの特集が組まれています。フランソワ・シモンなる料理評論家のホテル批評がいいのよ。この異人さんが都内にあるラックレート(定価)で一泊5万円クラスのホテル5軒に泊まって批評を書くんだけどさ、なんつーか、辛口なところは辛口で、でも、いいとこはいいとこでちゃんと褒めてて。そのバランスが絶妙で読ませるというか(辛口一辺倒の人って浅く見えるし、かといって甘口なことばっか書いててもそれはそれでちょっと違うしね)。
そしてそれ以前にこの人のホテル評からは、トーキョーという街に対する愛情を感じられてね。これを定期的に読み直したくなるわけです。ちなみに批評の対象となったホテル5軒はパークハイアット、ウェスティン、椿山荘(まだフォーシーズンズと提携してたころ)、ラディソン都ホテル(いまはシェラトン)、ソフィテル東京(いまは建物自体ないようです)。まだアマンやアンダーズどころか、マンダリンやペニンシュラどころか、グランドハイアットすらない時代です。
記事では、各ホテルのルームサービスのクラブハウス・サンドイッチを食べ比べた味の批評まで書いてある。ちなみにシモン氏いわく、上記の5軒でいちばんおいしかったクラブハウス・サンドイッチはソフィテルだそうです。ええ、おれがルームサービスのあるホテルに泊まるたびクラブハウス・サンドイッチを発注するのはこの号の影響です。バリのホテルでも発注したね。もっとバリらしいもの食べろよ、と、あなたじゃなくてもおれ本人でもそう思う。
■でさ、この'02年のBRUTUSを「あ、こんなページあったな、覚えてる」とか、「あ、こんなページあったのか、忘れてた」とか、いろいろ思いながらパラパラめくってたんだけど、しっかしこのころのトーキョーはまだまだカネがあったんだなー、と感じます。いや、カネがあったのはトーキョーじゃなくて、マガジンハウスとその広告主だけだったのかもしれないけどさ、でも令和2年よりだいぶ豊かな時代だったんだなと思っちゃう。いや、正直、最近はこの雑誌を立ち読みすらしてないからさ、現在との厳密な比較じゃなくて悪いんだけどさ。誌面がキラキラあるいはギラギラしている。もう、ラグジュアリ〜〜〜〜って感じ。
──ラグジュアリ〜〜〜〜。ですか。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
そう、ラグジュアリ〜〜〜〜って感じ。令和2年のいま、この'02年のBRUTUSを読むと「当時のニッポンはバブルだったのか!?」とすら思う。実際は、とっくの昔('91)にバブルは弾けてたんだけどさ。
表紙をめくってすぐのカラーページに各ブランドの見開き広告が続くしさ、誌面の中ほどにはIBMが見開き広告3連発で打ってる(6ページ使って広告だぜ)、と思ったら、そのあとにHPも見開き3連発でプリンターの広告を打ってる(6ページにわたってプリンターの広告だぜ)。この号はホテル特集だけど、第2特集がクルーズ特集だったりする。
いや、もうほんとバブリーですから。思わずむせかえるくらいバブリー。ウソだと思うんなら、この号じゃなくてもいいから'02年のBRUTUS買ってみ? むせかえるから。18年前の日本って、まだまだ豊かだったんですね。
■──っていうようなことを定期的に思います。
ちなみにこの号の音楽ページのディスクレビュー欄には岡村と卓球の「Come Baby」が紹介されてます。そういう時代。