■さよならたりないふたり/吉例顔見世大歌舞伎 昼の部 |
十一月二日(土)
■朝、全粒粉パスタをゆでて、塩と海苔と粉チーズをかけて食べる。途中、前夜に飲み残して気の抜けきったクラフトビール(IPA)をちょっとパスタに垂らすとなかなかうまいことを発見する。いろんな発見がある…。
■土曜だというのに朝早く着替えて出かける。八時半に青山の茶屋でコーヒー。一時間ほどゆっくりして、さてどこに散歩に出かけようか……と考えているうち、おれにしてはかなり珍しいことに、不思議なくらい散歩欲がまったく起きず、さっさと茗荷谷に帰ってしまう。部屋についた時点で朝の十時半。
■しばらくごろごろしてから近所の歯医者へ。えー、虫歯を完治しました。つーか拙僧、何ヶ月か前にも完治してたんですよ。でもその後また新しい虫歯がデビューしやがったんですよ。
その後、生まれて初めて「業務スーパー」なる店に行こう、と思って歩いて出かける。新宿榎町店。いろいろと安い、が、購買意欲をそそられない性質の安さ。サッポロ一番みそラーメン5個パックがちょっと安かったので買う。あと、スペイン産の塩、ベトナム産のアーモンド、それと、どこでも買える大手メーカーの菓子を少々。もっといろいろ買い込むもんかなーと思ったけど、そうでもなかった。けど、大きめの粉チーズと1kgのスパゲティはいずれ買うだろうな。
しかし、青山と業務スーパー、と同じ日に別々の場所に2回も出かけると、一日が長く感じられるね。
■深夜、FNSの27時間テレビ見てみる。
十一月三日(日・祝)
■夕刻、日比谷へ。『さよならたりないふたり』のライブビューイング。みなとみらいでやってるライブの生中継。みなとみらいで見たかったなあ。でもチケット一瞬で完売だったなあ。でもこのライブビューイングのチケットも手に入りにくかったみたい。買えてよかった。
このライブを強いて一言で説明するとしたら、即興の漫才ライブです。ただし、山里と若林は久しく会ってなくて、本番当日まさにこのステージ上でようやく顔を合わせ、そこから漫才を作り始める、というなかなかに特殊な状況下で行われるライブです。
■おれは営業の仕事を離れてからというもののラジオの摂取量が百分の一くらいになっちゃったんだけど、山里もオードリーも好きだったからさ。いや、過去形じゃないか、好きだからさ。前日に『不毛』やオードリーANNの最新回を聴いて予習しましたよ、ちゃんと。
■17時半開演。中身についてはくどくど書かない。キリがない。とにかく。ボケとツッコミとかいう概念がどこかに吹っ飛ぶ漫才でした。漫才というか格闘技に近い。カクトウギ・セッション(←適当に書いてます。笑)。自分の土俵に引き寄せよう引き寄せようとする山里と、それをかわしつつお笑いの予定調和をことごとくぶち壊してくる若林。若林に至っては当日のタイムテーブルまでぶち壊して二本目の漫才まで始める始末。すげえ。漫才どころかタイムテーブルまでアドリブ。それで三時間弱。いやー、すごいもん見た…。
■なんつーか、それぞれが、南海キャンディーズではできないこと、オードリーではできないことをぶつけあったんだと思う。だからこそ、それぞれのファンが集まるだけの単なるユニットライブとかで終わらず、このように舞台でいい感じに爆発したんだと思う。
やっぱさ、二人ともM-1決勝進出経験があって、二人とも長年ラジオやってて、二人とも40代にさしかかって、二人とも「芸人」から「MC」へのステップアップを図るお年頃じゃないですか。山里と若林はいろいろ共通点があって、かつ、漫才のスキルや蓄積が二人とも多々ある。でも二人はそもそも違うコンビであって、それぞれしずちゃんと春日という相方がいる。しょってるもんが違う。そういえば、山里は既婚で若林は独身だ。そういう違いもある。
この似てるとこと似てないとこが両方ちゃんとある、ってのが大事なような気がする。似てるだけだとね、なんつーか自己完結的になるんだよね。
ということで、えー、いいライブでした。
■ちなみに、若林が最近引っ越したらしいんだけど、引っ越し→結婚するから「さよなら」っていうタイトルになったのではないか、ライブの最後に結婚の報告があるのではないか──とちょっと予想してましたけど、それはハズレでした。笑
十一月四日(月・休)
■そういえば今年最後の三連休なんだよな。それはさておき歌舞伎座昼の部。90分の新歌舞伎、15分の舞踊、140分の世話物、となかなかこってりした構成。笑
■『研辰』は幸四郎ちょっとくだけすぎかなあ、と思ったけど、他の人物との描き分けに必要な描写なんでしょう。というのを割り引いてもちょっとくだけすぎかなあ。笑
終盤の研辰に翻弄される兄弟、が昨日の『たりないふたり』で若林に翻弄される山里に重なりました。すいません。
しかし、染五郎くんも大人になったらこういう研辰みたいな役もやるんでしょうか。
■で、『関三奴』。松緑はこういう格好が似合う。超似合う。
■『髪結新三』。菊五郎と左團次のやりとりに王道を感じる。しかし菊五郎が芝居じゃないリアル咳をしてたのが気になる。お大事に。
■今月は橘太郎が宿屋の亭主と肴売で出ていて、どちらも良かったです。
■終演後、家に帰る前にスーパーに寄って買い物少々。豚バラ1ポンドと野菜少々を買って、家で煮て食って三連休終了。
∴
『アウト×デラックス』、先週は右團次親子だったけど、今日は元・春猿が出てる。笑
■朝、全粒粉パスタをゆでて、塩と海苔と粉チーズをかけて食べる。途中、前夜に飲み残して気の抜けきったクラフトビール(IPA)をちょっとパスタに垂らすとなかなかうまいことを発見する。いろんな発見がある…。
■土曜だというのに朝早く着替えて出かける。八時半に青山の茶屋でコーヒー。一時間ほどゆっくりして、さてどこに散歩に出かけようか……と考えているうち、おれにしてはかなり珍しいことに、不思議なくらい散歩欲がまったく起きず、さっさと茗荷谷に帰ってしまう。部屋についた時点で朝の十時半。
■しばらくごろごろしてから近所の歯医者へ。えー、虫歯を完治しました。つーか拙僧、何ヶ月か前にも完治してたんですよ。でもその後また新しい虫歯がデビューしやがったんですよ。
その後、生まれて初めて「業務スーパー」なる店に行こう、と思って歩いて出かける。新宿榎町店。いろいろと安い、が、購買意欲をそそられない性質の安さ。サッポロ一番みそラーメン5個パックがちょっと安かったので買う。あと、スペイン産の塩、ベトナム産のアーモンド、それと、どこでも買える大手メーカーの菓子を少々。もっといろいろ買い込むもんかなーと思ったけど、そうでもなかった。けど、大きめの粉チーズと1kgのスパゲティはいずれ買うだろうな。
しかし、青山と業務スーパー、と同じ日に別々の場所に2回も出かけると、一日が長く感じられるね。
■深夜、FNSの27時間テレビ見てみる。
十一月三日(日・祝)
■夕刻、日比谷へ。『さよならたりないふたり』のライブビューイング。みなとみらいでやってるライブの生中継。みなとみらいで見たかったなあ。でもチケット一瞬で完売だったなあ。でもこのライブビューイングのチケットも手に入りにくかったみたい。買えてよかった。
このライブを強いて一言で説明するとしたら、即興の漫才ライブです。ただし、山里と若林は久しく会ってなくて、本番当日まさにこのステージ上でようやく顔を合わせ、そこから漫才を作り始める、というなかなかに特殊な状況下で行われるライブです。
■おれは営業の仕事を離れてからというもののラジオの摂取量が百分の一くらいになっちゃったんだけど、山里もオードリーも好きだったからさ。いや、過去形じゃないか、好きだからさ。前日に『不毛』やオードリーANNの最新回を聴いて予習しましたよ、ちゃんと。
■17時半開演。中身についてはくどくど書かない。キリがない。とにかく。ボケとツッコミとかいう概念がどこかに吹っ飛ぶ漫才でした。漫才というか格闘技に近い。カクトウギ・セッション(←適当に書いてます。笑)。自分の土俵に引き寄せよう引き寄せようとする山里と、それをかわしつつお笑いの予定調和をことごとくぶち壊してくる若林。若林に至っては当日のタイムテーブルまでぶち壊して二本目の漫才まで始める始末。すげえ。漫才どころかタイムテーブルまでアドリブ。それで三時間弱。いやー、すごいもん見た…。
■なんつーか、それぞれが、南海キャンディーズではできないこと、オードリーではできないことをぶつけあったんだと思う。だからこそ、それぞれのファンが集まるだけの単なるユニットライブとかで終わらず、このように舞台でいい感じに爆発したんだと思う。
やっぱさ、二人ともM-1決勝進出経験があって、二人とも長年ラジオやってて、二人とも40代にさしかかって、二人とも「芸人」から「MC」へのステップアップを図るお年頃じゃないですか。山里と若林はいろいろ共通点があって、かつ、漫才のスキルや蓄積が二人とも多々ある。でも二人はそもそも違うコンビであって、それぞれしずちゃんと春日という相方がいる。しょってるもんが違う。そういえば、山里は既婚で若林は独身だ。そういう違いもある。
この似てるとこと似てないとこが両方ちゃんとある、ってのが大事なような気がする。似てるだけだとね、なんつーか自己完結的になるんだよね。
ということで、えー、いいライブでした。
■ちなみに、若林が最近引っ越したらしいんだけど、引っ越し→結婚するから「さよなら」っていうタイトルになったのではないか、ライブの最後に結婚の報告があるのではないか──とちょっと予想してましたけど、それはハズレでした。笑
十一月四日(月・休)
■そういえば今年最後の三連休なんだよな。それはさておき歌舞伎座昼の部。90分の新歌舞伎、15分の舞踊、140分の世話物、となかなかこってりした構成。笑
■『研辰』は幸四郎ちょっとくだけすぎかなあ、と思ったけど、他の人物との描き分けに必要な描写なんでしょう。というのを割り引いてもちょっとくだけすぎかなあ。笑
終盤の研辰に翻弄される兄弟、が昨日の『たりないふたり』で若林に翻弄される山里に重なりました。すいません。
しかし、染五郎くんも大人になったらこういう研辰みたいな役もやるんでしょうか。
■で、『関三奴』。松緑はこういう格好が似合う。超似合う。
■『髪結新三』。菊五郎と左團次のやりとりに王道を感じる。しかし菊五郎が芝居じゃないリアル咳をしてたのが気になる。お大事に。
■今月は橘太郎が宿屋の亭主と肴売で出ていて、どちらも良かったです。
■終演後、家に帰る前にスーパーに寄って買い物少々。豚バラ1ポンドと野菜少々を買って、家で煮て食って三連休終了。
『アウト×デラックス』、先週は右團次親子だったけど、今日は元・春猿が出てる。笑