■團菊祭五月大歌舞伎 5/4 昼の部 |
■引き続き、小西康陽の新刊『わたくしのクラフトワーク』を読み進めております。そろそろ半分くらいか。ま、急いで読む本でもないので、ゆっくり読みます。
■さて昨日は歌舞伎を見てまいりましたよ、團菊祭、昼の部。令和一発目に『寿曽我対面』、めでたい感じでいいと思う。全体的に新世代っぽいメンツで、やっぱまあ元号も変わったしカブキも新しい時代に突入しますよ、という一種のプレゼンなんでしょうね。米吉きれい。
■で『勧進帳』、菊之助の凜とした感じがいちばん印象に残ってる。松緑はどっちかっつーと富樫よりも弁慶の人だよね。
海老蔵は。
んー、いろいろと30代のころとは違う感じ。死ぬほどエネルギーをぶちまけてるわけでもないし、かといってまだ円熟とかそういったあれでもないし、まあむずかしいお年頃ですよねナリタヤ。でも最後の最後、六方の直前、ほんとに目ん玉ギラッて光ったからね。三階席でもわかるくらい光ってたからね。ほんとだよ。たまにはおれを信じろ。
■最後に、ジェット団とシャーク団の対立を描いた『め組の喧嘩』。なんだかんだで最後にお偉いさんが丸く収めるので、まあ安心して見てられる。笑
菊之助がさ、柴井町藤松って役で出てるんだけど、以前はなんかこういう役をやってもなんつーか線が細いというか品が良すぎてちょっと頼りないところがあったんだけど、でも昨日見たらちゃんと年相応の貫禄が出てきてるように思いました。
■来週は夜の部を見ますよ。