■夏休みの日記(一) JALの国内線ファーストクラス |
今日から九月。今年も残すところ、あと三分の一だか四分の一だかどっちかですね!
ということで沖縄帰省中の日記。沖縄は、お盆でした。いや、お盆だから帰ってたわけですが。
八月二十三日(木)
■今日から沖縄に里帰り。珍しくANAではなくJAL。云うてすまんがファーストクラス。といっても国内線のことだから、国際線ほどのあれはないけども、でもファーストクラス。ANAのプレミアムクラス何度か乗ったけど、JALのは初めてなのです。
しかし、茗荷谷から羽田までの電車は、ファーストクラス気分とはほど遠いものでした。平日朝のトーキョーの電車は混むもの、というのは心得ていても、あの混雑は旅(というか帰省ですが)の昂揚感をしょっぱなから削ぐね…。次からはバスタでバスに乗ろうかね。東京モノレールから眺める、浜松町〜天王洲アイル間の、箱庭のごとき町並みは捨てがたいのですが。
■で、うん、まあ四苦八苦して朝九時ちょっと前に羽田に到着。JALなので第一ターミナル。第一ターミナルでは、おれは地下のDean&Delucaで板チョコを買う習慣がある、というのはあまりにも有名な事実ですが、今回は板チョコではなくカンノーリとかいうイタリアの菓子を買う。
出発ロビーへ。ファーストクラス専用の受付からすっと受付。手荷物検査もすっと終了。「すっと」という副詞が地の文に埋もれて読み取りづらかったらすいません。しかしこの「待たなさ」はすごい。すごいけど、この「待たなさ」に慣れてしまったら、ちょっと生きづらくなるだろうなあ…。
■はい、じゃあ、検索したらやたら出てくるタイプの、素人による適当なラウンジ感想文&ファーストクラス搭乗記を書きまーす。
迷路っぽい通路を抜けて、ダイヤモンド・プレミアラウンジへ。すごい名前でしょ。その名の通り、そこは選ばれし者しか足を踏み入れられない雅な空間…………ではないことは風の噂に聞いていた。実際、人が多くてわちゃわちゃしてた。あんまし落ち着かない。強いて云うなら「そこまでは安っぽくない漫画喫茶」って感じ?
ラウンジの客は、サラリーマンのおじ様方がほとんど。あとは、なんに憧れてるのか知らんけどTシャツに短パンでMacBookをパタパタやってる、新しい世代っぽく思われたい30代がちょっといる、といったところ。
■混雑のなか、簡単なパーティションで区切られた一人がけソファを確保。肘のところに、申し訳ていどのテーブルがくっつけてある。うーん…。ダイヤモンドでプレミアな感じがあんまりしない。
このラウンジでは、メゾンカイザーのクロワッサンや、炊き込みご飯のおにぎり(意外においしい)が無料でもらえるんだけど、こんなひもじい席じゃ、せっかくの美味しさも中ぐらいなりって感じで残念。
他に、生ビール、マッカラン12、柿ピー食べ放題なんかもあったけど、今回はパス。
一人がけソファでパンやらおにぎりやらさっき買ったカンノーリやらを食べ、眠くなったので寝る。初期ファミ通編集部っぽくいうと「イス寝り」だ。ニュアンスはちょっと違うか…。
(慣れている人は、このラウンジでなく、ラウンジを抜けたところにある伊勢丹のカフェで過ごす、みたいな話を聞いたことがある。そっちのほうが落ち着いてて静かなんだそうだ。)
■離陸の時間が近づいたので搭乗口へ。拙僧はファーストクラスなので優先搭乗。なぜか軽めのケンカをしているアラフォー夫婦を横目に悠々と飛行機に乗る。
機内では、まあ、立派なシートに座りまして。昼から雲の上でシャンパン飲みまして。それを途中からオレンジジュースで割ってミモザにしまして。森伊蔵もロックで2杯飲みまして。茗荷谷の某スーパーでは、森伊蔵の一升瓶が35000円で売られてまして。こんなもんまともに買えないわけでありまして。このたび2杯も飲めて良かったです。JALでまとめて森伊蔵の在庫を押さえてるのかな。
それと、食事が良かった。食事に関しては断然JALですね! 一度、ANAのプレミアムクラスでものすごいのが出て、驚いて、その機内食をプロデュースしたレストランの名前で検索して、某グルメ評論家がその店をボコボコに酷評しているのを見つけて、なんか納得した覚えがあります。
そう、あと、出てくるコーヒーが、「コーヒーハンター」の人のコーヒーなんだよな。それも飲めたので良かったですよ。食べ物と飲み物の話ばかりですいません。
機内では、音楽を聴くなり雑誌をめくるなりして過ごす。
∴
■那覇着。預けたスーツケースが、ほんとにすっと出てきて、すっと到着ロビーに出られる。「すっと」という副詞が地の文に埋もれて読み取りづらかったらすいません。いや、この「待たなさ」には爽快感すら感じる。でも慣れちゃいけないやつだな、これ。
荷物がすっと出てきたはいいが、連絡に手違いがあり、空港に迎えに来る予定だった母が小一時間ほど遅れる。そのため空港内で時間をつぶす。うむ。
■母が迎えに来る。沖縄は旧盆の「ウンケー(お迎え)」の日なので、そのまま那覇市内の親戚宅へ直行。その後、実家に戻り、夜にコザの親戚宅へ。この近所の、商店街に挟まれたエリアに来ると、帰ってきたという気になる。毎年毎年律儀に帰省ばっかりするんじゃなくて、もっと別なとこ旅した方がいいんじゃないか、と思わなくもないけど、でも今年も帰ってきた。
ということで沖縄帰省中の日記。沖縄は、お盆でした。いや、お盆だから帰ってたわけですが。
八月二十三日(木)
■今日から沖縄に里帰り。珍しくANAではなくJAL。云うてすまんがファーストクラス。といっても国内線のことだから、国際線ほどのあれはないけども、でもファーストクラス。ANAのプレミアムクラス何度か乗ったけど、JALのは初めてなのです。
しかし、茗荷谷から羽田までの電車は、ファーストクラス気分とはほど遠いものでした。平日朝のトーキョーの電車は混むもの、というのは心得ていても、あの混雑は旅(というか帰省ですが)の昂揚感をしょっぱなから削ぐね…。次からはバスタでバスに乗ろうかね。東京モノレールから眺める、浜松町〜天王洲アイル間の、箱庭のごとき町並みは捨てがたいのですが。
■で、うん、まあ四苦八苦して朝九時ちょっと前に羽田に到着。JALなので第一ターミナル。第一ターミナルでは、おれは地下のDean&Delucaで板チョコを買う習慣がある、というのはあまりにも有名な事実ですが、今回は板チョコではなくカンノーリとかいうイタリアの菓子を買う。
出発ロビーへ。ファーストクラス専用の受付からすっと受付。手荷物検査もすっと終了。「すっと」という副詞が地の文に埋もれて読み取りづらかったらすいません。しかしこの「待たなさ」はすごい。すごいけど、この「待たなさ」に慣れてしまったら、ちょっと生きづらくなるだろうなあ…。
■はい、じゃあ、検索したらやたら出てくるタイプの、素人による適当なラウンジ感想文&ファーストクラス搭乗記を書きまーす。
迷路っぽい通路を抜けて、ダイヤモンド・プレミアラウンジへ。すごい名前でしょ。その名の通り、そこは選ばれし者しか足を踏み入れられない雅な空間…………ではないことは風の噂に聞いていた。実際、人が多くてわちゃわちゃしてた。あんまし落ち着かない。強いて云うなら「そこまでは安っぽくない漫画喫茶」って感じ?
ラウンジの客は、サラリーマンのおじ様方がほとんど。あとは、なんに憧れてるのか知らんけどTシャツに短パンでMacBookをパタパタやってる、新しい世代っぽく思われたい30代がちょっといる、といったところ。
■混雑のなか、簡単なパーティションで区切られた一人がけソファを確保。肘のところに、申し訳ていどのテーブルがくっつけてある。うーん…。ダイヤモンドでプレミアな感じがあんまりしない。
このラウンジでは、メゾンカイザーのクロワッサンや、炊き込みご飯のおにぎり(意外においしい)が無料でもらえるんだけど、こんなひもじい席じゃ、せっかくの美味しさも中ぐらいなりって感じで残念。
他に、生ビール、マッカラン12、柿ピー食べ放題なんかもあったけど、今回はパス。
一人がけソファでパンやらおにぎりやらさっき買ったカンノーリやらを食べ、眠くなったので寝る。初期ファミ通編集部っぽくいうと「イス寝り」だ。ニュアンスはちょっと違うか…。
(慣れている人は、このラウンジでなく、ラウンジを抜けたところにある伊勢丹のカフェで過ごす、みたいな話を聞いたことがある。そっちのほうが落ち着いてて静かなんだそうだ。)
■離陸の時間が近づいたので搭乗口へ。拙僧はファーストクラスなので優先搭乗。なぜか軽めのケンカをしているアラフォー夫婦を横目に悠々と飛行機に乗る。
機内では、まあ、立派なシートに座りまして。昼から雲の上でシャンパン飲みまして。それを途中からオレンジジュースで割ってミモザにしまして。森伊蔵もロックで2杯飲みまして。茗荷谷の某スーパーでは、森伊蔵の一升瓶が35000円で売られてまして。こんなもんまともに買えないわけでありまして。このたび2杯も飲めて良かったです。JALでまとめて森伊蔵の在庫を押さえてるのかな。
それと、食事が良かった。食事に関しては断然JALですね! 一度、ANAのプレミアムクラスでものすごいのが出て、驚いて、その機内食をプロデュースしたレストランの名前で検索して、某グルメ評論家がその店をボコボコに酷評しているのを見つけて、なんか納得した覚えがあります。
そう、あと、出てくるコーヒーが、「コーヒーハンター」の人のコーヒーなんだよな。それも飲めたので良かったですよ。食べ物と飲み物の話ばかりですいません。
機内では、音楽を聴くなり雑誌をめくるなりして過ごす。
■那覇着。預けたスーツケースが、ほんとにすっと出てきて、すっと到着ロビーに出られる。「すっと」という副詞が地の文に埋もれて読み取りづらかったらすいません。いや、この「待たなさ」には爽快感すら感じる。でも慣れちゃいけないやつだな、これ。
荷物がすっと出てきたはいいが、連絡に手違いがあり、空港に迎えに来る予定だった母が小一時間ほど遅れる。そのため空港内で時間をつぶす。うむ。
■母が迎えに来る。沖縄は旧盆の「ウンケー(お迎え)」の日なので、そのまま那覇市内の親戚宅へ直行。その後、実家に戻り、夜にコザの親戚宅へ。この近所の、商店街に挟まれたエリアに来ると、帰ってきたという気になる。毎年毎年律儀に帰省ばっかりするんじゃなくて、もっと別なとこ旅した方がいいんじゃないか、と思わなくもないけど、でも今年も帰ってきた。