■所ジョージ「寿司屋」「木造建築20階建て」 |
■このところ、営業車を運転しながら所ジョージばっかり聴いてます。
所ジョージの「寿司屋」って曲があって、先日はじめて聴いたのですが、歌詞が「つまらぬ奴と寿司屋に行った」といった変わった内容で、めちゃめちゃ早口でぶつぶつ歌うので歌詞が聴き取りづらくて、しかも歌い方の強弱が激しすぎてpppの部分とfffの部分とでめちゃめちゃ音量差があるのでボリュームの設定には注意しないといけない、という謎の部分が多い曲です。
それでもって、いちばん謎なのが、最後の最後で、「救いのミコは 三鷹の駅で 倒れ切っている」という、これまでの歌詞といっさい関係ない、なんだか不穏なようなシュールなような一文が、不思議なくらい唐突に登場して終わるんですね。
所ジョージ作品にはパロディーが多いので、これもなんかのパロディーなんですかね? いや、文言が「きよしこの夜」からの引用であるというのは分かるけど、思わせぶりな一行で唐突に歌が終わる、という構成自体がなんかのパロディーなのかな。この曲の歌い方自体が当時('70年代末)のフォークのパロディーっぽいしね。
ちなみにこの部分、シングルとLPで歌詞が違ってて、シングルだと「救いの巫女は 御母の胸に 倒れ切っていた」となるそうです。巫女?
そういえば、大昔のインタビューで、InKの石野卓球が初めて買ったレコードとしてこの「寿司屋」を挙げていたのですが、近年のインタビュー(たしか京都のクラブのサイト)では同じ質問に別のレコードを挙げておりました。まあ、こういう質問の答って、媒体とか訊き方とか訊かれ方とか話の流れ方とかで変わるもんですからね。
■で、先日、水戸で所ジョージのコンパクトなディスクを二枚捕獲しました。
左は、『ホテルチャイナタウン』という'91年のオリジナルアルバム。右は、『20周年カニバーサミー2』という'97年のベストアルバム。この二枚とも、「木造建築21階建て」という曲がそれぞれ収録されています。それぞれ別テイクです。この曲には原曲というか原型があって、「春一番の前」という所さんの'90年のシングルがあるのですが、B面の「木造建築20階建て」がそれです。というわけで、この「木造建築20(21)階建て」は、'90年版、'91年版、'97年版と、つごう三つのテイクが存在することになります。
小学生のころ、この「春一番の前」のCDをレンタルしてカセットにダビングしてたのですが、このしっとりした表題曲よりも、B面の「木造建築20階建て」ばかり聴いておりました。内容は、いわゆる「あるある」とも違うし、なにげない日常の風景を切り取った──みたいなのともまた違う、所ジョージがその当時思っていたであろう些細なこと(現在だと、それこそtwitterに書き捨てられてくような内容)を字余り気味に詰めるだけ詰め込んだ感じの歌詞で、この曲を友人に聴かせたところ「早口言葉みたいだよな!」と面白がってくれた思い出もある。おれは聴き慣れた'90年版がいちばん好きですね。
とはいえ、小学生のころのカセットなんてさすがに手元に無くて。'90年版は聴きたくても聴けないんですよね…。もう何年も聴いてないなー。20年くらい? もっとか。いや、amazonのマケプレに「春一番の前」が一枚だけ出品されてるんだけど、常規を逸した値段でね。ちょっと買えない。'90年版は、サビ(正しくは“サワリ”)の部分でシンセドラムのような音が入っててさ、あれが聴きたいんだよね。ここ数日、上記の'91年版と'97年版を聴いてるんだけどさ、演奏というかアレンジのキレのようなものも、'90年版のほうが好きかな(これは小学生時代の記憶と照らし合わせての判断なので、いままた'90年版を聴き直したら違った感想になるのかもしれないけどね)。
所ジョージの「寿司屋」って曲があって、先日はじめて聴いたのですが、歌詞が「つまらぬ奴と寿司屋に行った」といった変わった内容で、めちゃめちゃ早口でぶつぶつ歌うので歌詞が聴き取りづらくて、しかも歌い方の強弱が激しすぎてpppの部分とfffの部分とでめちゃめちゃ音量差があるのでボリュームの設定には注意しないといけない、という謎の部分が多い曲です。
それでもって、いちばん謎なのが、最後の最後で、「救いのミコは 三鷹の駅で 倒れ切っている」という、これまでの歌詞といっさい関係ない、なんだか不穏なようなシュールなような一文が、不思議なくらい唐突に登場して終わるんですね。
所ジョージ作品にはパロディーが多いので、これもなんかのパロディーなんですかね? いや、文言が「きよしこの夜」からの引用であるというのは分かるけど、思わせぶりな一行で唐突に歌が終わる、という構成自体がなんかのパロディーなのかな。この曲の歌い方自体が当時('70年代末)のフォークのパロディーっぽいしね。
ちなみにこの部分、シングルとLPで歌詞が違ってて、シングルだと「救いの巫女は 御母の胸に 倒れ切っていた」となるそうです。巫女?
そういえば、大昔のインタビューで、InKの石野卓球が初めて買ったレコードとしてこの「寿司屋」を挙げていたのですが、近年のインタビュー(たしか京都のクラブのサイト)では同じ質問に別のレコードを挙げておりました。まあ、こういう質問の答って、媒体とか訊き方とか訊かれ方とか話の流れ方とかで変わるもんですからね。
■で、先日、水戸で所ジョージのコンパクトなディスクを二枚捕獲しました。
左は、『ホテルチャイナタウン』という'91年のオリジナルアルバム。右は、『20周年カニバーサミー2』という'97年のベストアルバム。この二枚とも、「木造建築21階建て」という曲がそれぞれ収録されています。それぞれ別テイクです。この曲には原曲というか原型があって、「春一番の前」という所さんの'90年のシングルがあるのですが、B面の「木造建築20階建て」がそれです。というわけで、この「木造建築20(21)階建て」は、'90年版、'91年版、'97年版と、つごう三つのテイクが存在することになります。
小学生のころ、この「春一番の前」のCDをレンタルしてカセットにダビングしてたのですが、このしっとりした表題曲よりも、B面の「木造建築20階建て」ばかり聴いておりました。内容は、いわゆる「あるある」とも違うし、なにげない日常の風景を切り取った──みたいなのともまた違う、所ジョージがその当時思っていたであろう些細なこと(現在だと、それこそtwitterに書き捨てられてくような内容)を字余り気味に詰めるだけ詰め込んだ感じの歌詞で、この曲を友人に聴かせたところ「早口言葉みたいだよな!」と面白がってくれた思い出もある。おれは聴き慣れた'90年版がいちばん好きですね。
とはいえ、小学生のころのカセットなんてさすがに手元に無くて。'90年版は聴きたくても聴けないんですよね…。もう何年も聴いてないなー。20年くらい? もっとか。いや、amazonのマケプレに「春一番の前」が一枚だけ出品されてるんだけど、常規を逸した値段でね。ちょっと買えない。'90年版は、サビ(正しくは“サワリ”)の部分でシンセドラムのような音が入っててさ、あれが聴きたいんだよね。ここ数日、上記の'91年版と'97年版を聴いてるんだけどさ、演奏というかアレンジのキレのようなものも、'90年版のほうが好きかな(これは小学生時代の記憶と照らし合わせての判断なので、いままた'90年版を聴き直したら違った感想になるのかもしれないけどね)。