■Miharu Koshi Madame Crooner 5 |
[東京 30日 ロイター]お笑い界にこびり付いてなかなか落ちないガンコな汚れこと「流れ星」の“ちゅうえい”じゃない方(37)が、文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(月〜金曜後1・00)の生放送中において、今年3月に結婚していたことを誰からも頼まれていないのに報告した。
このたびの結婚報告について、お笑いにくわしい電子音楽家の半蔵くんに記者が取材を行ったところ、「その日のゴールデンラジオはおれも聴いてたけど、『芸術新潮』の光浦グラビアの話しか記憶に残ってない。あと、番組で流れてる保険のCMの林家三平とかいう人のナレーションが下手すぎるだろ。あの人、職業なんなの? 素人? 実際にその保険に加入してる素人さん? それだったら、まあ、しょうがないから許すけど。あー、そういえば流れ星って浅井企画だけど、銀座のナイルレストランのナイルさんも浅井企画所属って知ってた?」との暖かいコメントで祝福した。
2013年の『THE MANZAI』決勝進出や2014年の超人気番組『ミレニアムズ』レギュラー出演などといった大舞台のチャンスを着実に活かし、順調にステップダウンしている流れ星。この結婚は、コンビにとって凶と出るか、大凶と出るか。彼らがそのコンビ名のとおり、あっけなくお笑いの世界から消えてしまわないことを祈りたい。そうでもない。
【写真】2015年、『大竹まこと ゴールデンラジオ!』のレギュラーを、わずか3ヶ月でクビになったアイスランドおじさん(41)。この番組では、いったん降板したレギュラー出演者がその後も定期的・不定期的に出演するのが通例となっているが、未だ声がかかってない模様。完全にAMラジオをなめ切って光浦の機嫌をリアルに損ねたレギュラー初回のピリピリした緊迫感あふれる放送をCDや12インチにプレスしたらロケットマンより売れるんじゃないの?
■先週、夏至の日にコシミハルのCDを7枚買った。で、コシミハルについていろいろ気になってインターネットで調べていたら、ちょうどその翌週に下北沢でライブがあるではないか。なんというタイミング。ということで、6月30日はコシミハルのライブ『マダム・クルーナー5』を見てきた。キッチュで可憐なからくり人形のように唄い踊りピアノを弾くコシミハルが、素晴らしかった。声が好き。会場の北沢タウンホールはほぼ満員だった。繊細かつ濃密な空気のショウ。先週7枚も買ったのに、この日もロビーの物販でCDを1枚買ってしまった。難しい注文かもしれないが、次回はチーズやワインが楽しめる会場で見たい。あと、いまの路線もいいんだけど、シンセサイザーやボコーダーを多用したテクノポップなコシミハル、というのも見てみたい。ともあれ、贅沢な時間でございました。
■おれの好きな七月になった。この季節の到来をことほぐため、賞与も出たことだし、百貨店でお高い葡萄酒を買ってみることにした。ワインなんて年数回しか飲まないし、それも一本六百円の南米産ですませるのだけれど。
酒売り場の店員は仏国人だった。
仏「どのようなワインをお探しで?」
はて、日本人相手なら「渋味がガツンとくるやつ」とか云えるけど、仏国人の店員氏にはなんと伝えればよいだろう。
半蔵「ええと、パンチがあるというか…」
仏「?」
半「キックがあるというか……」
仏「?」
半「アタックがあるというか……」
仏「アタックでしたらカベルネ・ソーヴィニオンですね。ただ、それは今の季節には合いません」
アタックは通じたようだ。
仏「どんな食べ物に合わせます?」
半「山椒をかけたローストポークやローストビーフに合わせたいんですが…」
仏「?」
仏国人なので、山椒が通じなかった。
けっきょく話の流れで、百貨店がプロモーションで推してるなんとかというフランスのワインを買う。一本五千四百円もした。くわしいことは知らない。
が、知らないワインを仏国人の店員に云われるまま買う、みたいなこういうアウト・オブ・コントロールな買い物、もたまにはしておかないと、と思う。「ネットでネチネチねちねち検索してハズレを引かない楽しいお買い物♪」みたいなのは否定しないし、自分だってそういう小賢しい買い方をすることはあるから偉そうに云えないんだけど、あんまりそういう買い物ばかりだとね。
家に帰って、スティルトンのチーズを乗せた薄いクラッカーと、山椒を鬼のようにまぶしたローストポーク(最近の好物なのです・笑)をつまみつつ、ワインを飲む。美味し!(←春日風に)