■ニコラス、シシリア、キャンティ。昭和の六本木。 |
■うん、だから、世に云う「半蔵のアド街離れ」というやつです。
・男声ナレーターが一人増えて、聴覚的にちょっとゴチャゴチャし始めた
・ネタが30ヶから20ヶに減って、番組としての密度とスピード感がいささか物足りなくなった
・トーク部分の「発言テロップ」が雑(文章の勝手な要約ぶり、テロップ表示のタイミング等)
・地方都市の特集が増え始めた(ような気がする)
という種々の理由と、そして愛川欽也の死去でなんだか一区切りついたような気がして、『アド街』をあまり見なくなりました。
(あと、このごろは街を紹介するにも『正直さんぽ』とか『モヤさま』とかの形式が当世風なんでしょうなあ。「情報を紹介」みたいなアド街のスタイル自体がちょっともう古いのかもしれない。)
■でも、アド街の昭和シリーズっていうんですか、あれ好きなんですよ。たしか昭和の渋谷、昭和の銀座、昭和の新宿ってのをこれまでにやってたと思う。
昨晩のアド街は昭和の六本木、でした。見たね。裏番組の『世界ふしぎ発見』のフィンランド特集を振り切って、昭和のギロッポンを見たね。
■拙僧がお江戸にやってきたのは'03年なので、ヒルズ以降の六本木しか知らないんですね。六本木ヒルズ開館の折、『BRUTUS』がヒルズ特集を組んでたのですが、そこにちょこちょこ昔の六本木の記述があったんですよ。
いわく、「いまのような歌舞伎町みたいじゃない、オトナの街だった」。
いわく、「ハートランドという伝説のビアホールがあった」。
いわく、「オープンカーのベンツの助手席にダッチワイフを乗せて、テンガロンハットをかぶって運転してるやつがいた」。
……分かんない。アケミ、昔のギロッポン分かんない。だから、昭和の六本木のことをちょっとでも知れればなーと思って、アド街を見たわけです。当時の六本木文化、みたいなのを垣間見られてよかったですよ。
アド街はこれからも、お役所とか大学とか、そういったところがアーカイブしてくれない街の歴史のアーカイブをがんばってほしいですね
。
■そういえば香妃園、出てましたね。たまたま先々週の夜は、バブル時代のギロッポンをしのんで、ひとり香妃園で鶏そばを食べてました(クラシックな中華人民共和国料理屋の麺に、近代的な堅さやコシを求めるのは筋違いというものです)。お隣の「瀬里奈」もいつかは行ってみたいなーなんて思いながらね。瀬里奈って、「'80年代のサブカル文化人が雑誌で対談するときに行く店」というイメージがあるね。おれだけか。
■あと、関係ないですが、数年前ミッドタウンのスターバックスでコピーライターの仲畑貴志の本を読んでたら、「君、広告業界の人?」と見知らぬおっさんに声をかけられたことがある。笑
・男声ナレーターが一人増えて、聴覚的にちょっとゴチャゴチャし始めた
・ネタが30ヶから20ヶに減って、番組としての密度とスピード感がいささか物足りなくなった
・トーク部分の「発言テロップ」が雑(文章の勝手な要約ぶり、テロップ表示のタイミング等)
・地方都市の特集が増え始めた(ような気がする)
という種々の理由と、そして愛川欽也の死去でなんだか一区切りついたような気がして、『アド街』をあまり見なくなりました。
(あと、このごろは街を紹介するにも『正直さんぽ』とか『モヤさま』とかの形式が当世風なんでしょうなあ。「情報を紹介」みたいなアド街のスタイル自体がちょっともう古いのかもしれない。)
■でも、アド街の昭和シリーズっていうんですか、あれ好きなんですよ。たしか昭和の渋谷、昭和の銀座、昭和の新宿ってのをこれまでにやってたと思う。
昨晩のアド街は昭和の六本木、でした。見たね。裏番組の『世界ふしぎ発見』のフィンランド特集を振り切って、昭和のギロッポンを見たね。
■拙僧がお江戸にやってきたのは'03年なので、ヒルズ以降の六本木しか知らないんですね。六本木ヒルズ開館の折、『BRUTUS』がヒルズ特集を組んでたのですが、そこにちょこちょこ昔の六本木の記述があったんですよ。
いわく、「いまのような歌舞伎町みたいじゃない、オトナの街だった」。
いわく、「ハートランドという伝説のビアホールがあった」。
いわく、「オープンカーのベンツの助手席にダッチワイフを乗せて、テンガロンハットをかぶって運転してるやつがいた」。
……分かんない。アケミ、昔のギロッポン分かんない。だから、昭和の六本木のことをちょっとでも知れればなーと思って、アド街を見たわけです。当時の六本木文化、みたいなのを垣間見られてよかったですよ。
アド街はこれからも、お役所とか大学とか、そういったところがアーカイブしてくれない街の歴史のアーカイブをがんばってほしいですね
。
■そういえば香妃園、出てましたね。たまたま先々週の夜は、バブル時代のギロッポンをしのんで、ひとり香妃園で鶏そばを食べてました(クラシックな中華人民共和国料理屋の麺に、近代的な堅さやコシを求めるのは筋違いというものです)。お隣の「瀬里奈」もいつかは行ってみたいなーなんて思いながらね。瀬里奈って、「'80年代のサブカル文化人が雑誌で対談するときに行く店」というイメージがあるね。おれだけか。
■あと、関係ないですが、数年前ミッドタウンのスターバックスでコピーライターの仲畑貴志の本を読んでたら、「君、広告業界の人?」と見知らぬおっさんに声をかけられたことがある。笑