■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
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■昭和のホテルに泊まった


■例によって栃木か茨城のどっちかに来ております。で、昨晩泊まったホテルについての話。

客室は'70年代の水準で、そんなに快適とは云いがたい。狭いし、ベッドは小さいし、水回りも古い。全部で56室しかない4階建ての小ぢんまりとした昭和のホテル。

なのですが、敷地面積が広い。でかい庭がある。和・仏・中華人民共和国と、各種レストランがそろっている。ロビーにはコーヒーラウンジもあるし、離れにはバーまである。

なんでも、かつては明治時代の偉い軍人さんの別邸があったらしいです。地方都市の郊外にある古いホテルでありながら、なんというか、ある種の蓄積からくる矜持を感じさせる。

このように「かつては地方都市ごと地方都市ごとに、全国チェーンではない、ちゃんとした地場のホテルやレストランがあったんだなあ」、と偲ばせてくれるホテルに、たまに出会います。


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浴室の灰皿とか、ベッド脇のラジオだの何だののスイッチ(もちろん動作せず)とかの写真ばっかりですいません。立派な庭の写真とか撮ればいいのに。

しかし、良いホテルだと気温が0.5℃刻みで調節できる時代に、「L、M、H」しかないエアコンの大胆な目盛りが新鮮。


■ちなみに地下一階にはいまでは使われてないバーがあるのですが(営業してる上述のバーとはまた別)、なぜかドアが開いたままになってて、そこに入れるようになってました。で、なぜか寂しくフロアランプがひとつだけポツンと点いておりました。

1m先もろくに見えないほど薄暗い、誰もいないその空間に、なかば肝試しの感覚で足を踏み入れてみましたが、もちろん入ったところでどうということはなく、ただ円形のカウンターと椅子が並んでいるだけでした。しかしなぜわざわざ使ってないバーのドアを開けてランプを点けていたんだろう。