■歌舞伎、鮨、子供 |
■都心の駅にて。お母さんと歩いていた三歳くらいの女の子。歌舞伎のポスターを指さして、
女の子「これなに?」
母「カブキよ」
女の子「こわい?」
母「こわくないよ」
女の子「じゃあやさしい?」
母「うーん、どうだろう」
ちなみに今月の明治座の花形歌舞伎のポスターでした。
■そういえば最近行ってないな、と思い、とある「すしZんまい」へ。
カウンターで寿司(によく似た何か)をつまんでると、おれの隣の隣の客が、やけに甲高い声で
「きんめだいください」
と発注していた。見ると、声の主は五歳くらいの男の子だった。母親と来ていた。
男の子は、次に「あわびください」とオーダーした。板前に数を訊かれると、
「まず、ひとつ」。
この“まず”も気になるし、金目鯛、あわび、と世間一般の五歳児らしからぬものを頼むなー、と思っていると、男の子は
「とりがい、ご飯なしでください」
と渋い頼み方をするではないか。おれもそんな注文したことないな。
女の子「これなに?」
母「カブキよ」
女の子「こわい?」
母「こわくないよ」
女の子「じゃあやさしい?」
母「うーん、どうだろう」
ちなみに今月の明治座の花形歌舞伎のポスターでした。
■そういえば最近行ってないな、と思い、とある「すしZんまい」へ。
カウンターで寿司(によく似た何か)をつまんでると、おれの隣の隣の客が、やけに甲高い声で
「きんめだいください」
と発注していた。見ると、声の主は五歳くらいの男の子だった。母親と来ていた。
男の子は、次に「あわびください」とオーダーした。板前に数を訊かれると、
「まず、ひとつ」。
この“まず”も気になるし、金目鯛、あわび、と世間一般の五歳児らしからぬものを頼むなー、と思っていると、男の子は
「とりがい、ご飯なしでください」
と渋い頼み方をするではないか。おれもそんな注文したことないな。