■半蔵陰翳礼賛、あるいは昨日見つけた金物屋 |
▲金物屋
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八王子(だったと思う)のレトロな、というか時間が停止しているような金物屋(だと思う)。
この店は車に乗ってるときに発見したのですが、写真に撮りたいがため、わざわざ近所のコインパーキングに300円払って車とめました。7分間しか停めなかったけど300円。
そこまでしてるのに、お店の中に入ったり、お店の人に話聞いたりはしてないっていう。
この写真ではうまく表現できませんでしたが、店先から見ると、ぼんやりと薄暗い店内の空間を電球がほのかに照らしてて、その陰影が、吸い込まれるような感じというか、時間の堆積を感じさせるというか、現代から切り離された空間が温存されている感じというか………まあ、とにかく惹かれるものがある。懐古趣味もあるけど、それだけじゃないんだよね。もっと生々しい感覚的なものだ。
なんとかという昔の人が『陰翳礼讃』っていうエッセイを書いたらしいけど、たぶん、こういう空間を褒めてるんだと思う。おれも積極的に陰翳を礼讃してゆきたい!!(←唐突にスタパ調)
といろいろ書いたけど、これはあくまで初見の感想。二回目に行くと、まったく普通の街の景色として脳に処理される可能性もある。あるよね、そういうこと。
# こういう造りのコンビニがあるといいなあ。