■コカコーラのおいしさほんとに知ってる? なんて云われましても。 |
■レッドブルが流行ればレッドブルの類似品を出し(そして不発に終わり)、サントリーのフランス風オランジーナが当たれば、臆面もなく英国風のシュウェップスを発売するなど、なんだか節操がないコカコーラ社が、このところ『コカコーラのおいしさほんとに知ってる?』みたいな広告を出しております。
それはいいのですが、広告ポスターの中に出てくる娘さんが手にしてるのが、コカコーラの500mlペットボトルなんですね。500mlペットボトルのコーラって、おまえ、3口目で飽きるやつだろ。むしろおいしくない飲み方だとすら思うんだけど。ぬるくて甘ったるくて。
■やはりコーラは瓶で飲むのがうまいと思うのですよ。あの、ね、よく汗をかいたあの瓶、冷えた瓶を握った時のひんやりした感触、瓶の微妙な凹凸、瓶のどっしりした重み、ポンと栓抜きで外す王冠、ぶ厚い飲み口に唇が当たる感じ、ごく薄いグリーンの瓶のなかで揺れるコーラの液面──などなど。
こういうユーザー・エクスペリエンス(と呼ぶのかどうかは知らんけど)まですべてひっくるめて「コカ・コーラを飲む」っていう体験であり、「コカ・コーラの味」なんですよ。わかる? ペットボトルでコーラを売るなんて、ほとんど契約不履行だっつーの。われわれは、あのシュワシュワした液体のためだけに金を払っているのではない。
ペットボトルのほうがどうせコストはかかんないんだろうから、コカコーラ社としては「ガラス瓶は金かかるから、あんまり瓶コーラは作んないようにするから、おまえら末端の消費者どもは『ペットボトルのコーラ=うまい』っていうふうに無理矢理思い込めるよう脳を訓練しておけよ! よろしく!」という意味で、あんな広告を打ってるんだろうけどさ。
■これは'00年代半ばに聞いた話なのでいまは違うかもしれないんだけど、コカコーラの売り上げって長期凋落傾向にあるらしいんですね。これは、ガラス瓶のコカコーラが手に入りにくくなったことと関係あるのではないか、と個人的に思ってる。
ちなみに、これも同じ頃に聞いた話なのですが、コカコーラ社に寄せられる問い合わせでいちばん多いのは「ガラス瓶のコカコーラはどこで買えますか?」という質問らしいです。ね、みんなガラス瓶のコーラが飲みたいんだよ。
いまの30歳以上の世代は子供のころ瓶コーラを飲んでた経験があるから、「瓶コーラが手に入らないので、代償行為としてペットボトルのコーラを買う」ということも、ままあるとは思う。でも、いまの20代以下の世代だとたぶん瓶コーラを(少なくとも日常的には)飲んだことがないと思うんですね。いまの20代以下が認識してるコーラ像って、「コンビニや自販機に並んでる500mlのペットボトル」だと思うんですよ。あんな面白みのない材質の容器に入った、たいして冷えてない、「スカッとさわやか」などという概念が完全に欠落した飲んでてつまんない液体に誰が150円も払うかファック、と昨今の若人が思うようになっててもまったく不思議じゃないわけです。
■なので、人類のコーラ離れを食い止めるには、昔のように瓶コーラを発売すればいいのにと思いました。
と、書こうとしたら、先日スーパーでコカコーラの「ワンウェイボトル」なるものを見た。容量は250mlだったかな。フタは王冠ではなくスクリュー式。瓶は、昔の瓶ほどの厚さではないけど、れっきとしたガラス。本物の瓶コーラとはちょっと違うけど、まあペットボトルよりはよっぽどいいと思った。
■とかいう文章を長々書いたけど、おれはコカコーラとペプシだったらペプシ派ですねー。
とか何とか書いてるけど、別にコーラがすごく好きだというわけではない。このごろはグリーンダカラと「やさしい麦茶」を飲んでます。やさしい麦茶、出たばかりの商品なのに先週あたりから急にうちの近所の店で見かけなくなってるんだよね。どうしたんだろう。
それはいいのですが、広告ポスターの中に出てくる娘さんが手にしてるのが、コカコーラの500mlペットボトルなんですね。500mlペットボトルのコーラって、おまえ、3口目で飽きるやつだろ。むしろおいしくない飲み方だとすら思うんだけど。ぬるくて甘ったるくて。
■やはりコーラは瓶で飲むのがうまいと思うのですよ。あの、ね、よく汗をかいたあの瓶、冷えた瓶を握った時のひんやりした感触、瓶の微妙な凹凸、瓶のどっしりした重み、ポンと栓抜きで外す王冠、ぶ厚い飲み口に唇が当たる感じ、ごく薄いグリーンの瓶のなかで揺れるコーラの液面──などなど。
こういうユーザー・エクスペリエンス(と呼ぶのかどうかは知らんけど)まですべてひっくるめて「コカ・コーラを飲む」っていう体験であり、「コカ・コーラの味」なんですよ。わかる? ペットボトルでコーラを売るなんて、ほとんど契約不履行だっつーの。われわれは、あのシュワシュワした液体のためだけに金を払っているのではない。
ペットボトルのほうがどうせコストはかかんないんだろうから、コカコーラ社としては「ガラス瓶は金かかるから、あんまり瓶コーラは作んないようにするから、おまえら末端の消費者どもは『ペットボトルのコーラ=うまい』っていうふうに無理矢理思い込めるよう脳を訓練しておけよ! よろしく!」という意味で、あんな広告を打ってるんだろうけどさ。
■これは'00年代半ばに聞いた話なのでいまは違うかもしれないんだけど、コカコーラの売り上げって長期凋落傾向にあるらしいんですね。これは、ガラス瓶のコカコーラが手に入りにくくなったことと関係あるのではないか、と個人的に思ってる。
ちなみに、これも同じ頃に聞いた話なのですが、コカコーラ社に寄せられる問い合わせでいちばん多いのは「ガラス瓶のコカコーラはどこで買えますか?」という質問らしいです。ね、みんなガラス瓶のコーラが飲みたいんだよ。
いまの30歳以上の世代は子供のころ瓶コーラを飲んでた経験があるから、「瓶コーラが手に入らないので、代償行為としてペットボトルのコーラを買う」ということも、ままあるとは思う。でも、いまの20代以下の世代だとたぶん瓶コーラを(少なくとも日常的には)飲んだことがないと思うんですね。いまの20代以下が認識してるコーラ像って、「コンビニや自販機に並んでる500mlのペットボトル」だと思うんですよ。あんな面白みのない材質の容器に入った、たいして冷えてない、「スカッとさわやか」などという概念が完全に欠落した飲んでてつまんない液体に誰が150円も払うかファック、と昨今の若人が思うようになっててもまったく不思議じゃないわけです。
■なので、人類のコーラ離れを食い止めるには、昔のように瓶コーラを発売すればいいのにと思いました。
と、書こうとしたら、先日スーパーでコカコーラの「ワンウェイボトル」なるものを見た。容量は250mlだったかな。フタは王冠ではなくスクリュー式。瓶は、昔の瓶ほどの厚さではないけど、れっきとしたガラス。本物の瓶コーラとはちょっと違うけど、まあペットボトルよりはよっぽどいいと思った。
■とかいう文章を長々書いたけど、おれはコカコーラとペプシだったらペプシ派ですねー。
とか何とか書いてるけど、別にコーラがすごく好きだというわけではない。このごろはグリーンダカラと「やさしい麦茶」を飲んでます。やさしい麦茶、出たばかりの商品なのに先週あたりから急にうちの近所の店で見かけなくなってるんだよね。どうしたんだろう。