■コラージュとかカットアップとか |
■激動の2012年も、残すところわずか7ヶ月となりました。短い間ではありますが精一杯がんばって、思い残すところなく新しい年を迎えたいものです。
さて先週の金曜日は、代官山でこれ見てきましたよ。コラージュやカットアップについて語るイベントです。着物の人が目当てで行ったのですが、黒メガネの人の話も面白かったです。
コラージュ/カットアップ、については、プロの音楽家ならずとも「一家言持ってるぜ!」ってな方が少なくないと思います。人生においてコラージュ(音楽にしろ映像にしろ写真にしろ)を頑張って作る時期あるからね、誰しも。そんでもって、自分で作ったカレーがうまいのと同じで、自分で作ったコラージュって特に面白く楽しめちゃうもんね。「これはおれにしか作れないでしょー」という思い入れの心理的バイアスが働いちゃうし、おおむね自分の好んだ素材を使うから。
■かくいう拙僧が、今月の頭に作ったのがこれ(約2分)。↓
これはコラージュ、というか、ある種のインターネット内フィールドレコーディング(?)なんですね。
先日、知らない外人のブログをたまたま訪れたら、そのブログに貼ってあるYouTubeの動画数点が、なぜか全部まとめて自動再生されるという謎の現象が発生してたので、その様子を録音しました。で、それをちょっと編集して、ちょっと音を足したりした。
■ところで、なぜいまコラージュ/カットアップかというと。
これは冒頭のトークイベントの内容とは関係ない個人的な所感なのですが、もうわれわれは、曲/トラックという“単位”に飽きてるのではないか、と思います。
PC上で膨大な楽曲を簡単に管理/編集できるようになった現在、聴くという行為において、「iPodやiTunesやYouTubeでパッパッと飛ばし飛ばし聴く」と、「ネット上にアップされた、数十曲をぎっしり濃密に詰め込んだ一時間単位のDJミックスを聴く」の二極化が起こってると思うわけです。なので、いずれにせよ曲/トラックという概念が希薄になってって。
実際、クラブミュージックに関しては、「曲/トラック/シングル」という単位ではなく、「DJセット/ミックスCD」という単位で聞くことが多くなってません?
そもそも、「曲/トラック/シングル」「アルバム」って、犬が蓄音機を聞いてた時代からの概念ですからね。
そういえば、いまの十代のナウいヤングは、曲のサビ(正しくは“サワリ”)の部分だけを編集で抜き出して、そこしか聞かないという話を耳にしたこともあります。
──というふうに、現代では、音楽の日常的な摂取方法がだんだん、コラージュ/カットアップに近くなってるのかもしれないのではないか、と。まあ、今になって急に始まった話でもないけどね。
■ちなみにおれは高校のころは、サンプラーを買ったらついてきた、「サンプリングCDダイジェスト集」みたいなCDを聞いてた時期がありました。
2小節のギターのフレーズ、4小節のドラムループ、民族音楽っぽい数秒のコーラス、各種の効果音、とか、そういった作曲用の「音楽の素材の断片」のみがひたすら流れてくるだけなのですが、いろんなジャンルのサンプルが次々流れてくるので不思議と飽きませんでした。
でも、いま客観的に考えると妙な高校生だな…。どんな青春を送っていたんだ、おれは。
さて先週の金曜日は、代官山でこれ見てきましたよ。コラージュやカットアップについて語るイベントです。着物の人が目当てで行ったのですが、黒メガネの人の話も面白かったです。
コラージュ/カットアップ、については、プロの音楽家ならずとも「一家言持ってるぜ!」ってな方が少なくないと思います。人生においてコラージュ(音楽にしろ映像にしろ写真にしろ)を頑張って作る時期あるからね、誰しも。そんでもって、自分で作ったカレーがうまいのと同じで、自分で作ったコラージュって特に面白く楽しめちゃうもんね。「これはおれにしか作れないでしょー」という思い入れの心理的バイアスが働いちゃうし、おおむね自分の好んだ素材を使うから。
■かくいう拙僧が、今月の頭に作ったのがこれ(約2分)。↓
これはコラージュ、というか、ある種のインターネット内フィールドレコーディング(?)なんですね。
先日、知らない外人のブログをたまたま訪れたら、そのブログに貼ってあるYouTubeの動画数点が、なぜか全部まとめて自動再生されるという謎の現象が発生してたので、その様子を録音しました。で、それをちょっと編集して、ちょっと音を足したりした。
■ところで、なぜいまコラージュ/カットアップかというと。
これは冒頭のトークイベントの内容とは関係ない個人的な所感なのですが、もうわれわれは、曲/トラックという“単位”に飽きてるのではないか、と思います。
PC上で膨大な楽曲を簡単に管理/編集できるようになった現在、聴くという行為において、「iPodやiTunesやYouTubeでパッパッと飛ばし飛ばし聴く」と、「ネット上にアップされた、数十曲をぎっしり濃密に詰め込んだ一時間単位のDJミックスを聴く」の二極化が起こってると思うわけです。なので、いずれにせよ曲/トラックという概念が希薄になってって。
実際、クラブミュージックに関しては、「曲/トラック/シングル」という単位ではなく、「DJセット/ミックスCD」という単位で聞くことが多くなってません?
そもそも、「曲/トラック/シングル」「アルバム」って、犬が蓄音機を聞いてた時代からの概念ですからね。
そういえば、いまの十代のナウいヤングは、曲のサビ(正しくは“サワリ”)の部分だけを編集で抜き出して、そこしか聞かないという話を耳にしたこともあります。
──というふうに、現代では、音楽の日常的な摂取方法がだんだん、コラージュ/カットアップに近くなってるのかもしれないのではないか、と。まあ、今になって急に始まった話でもないけどね。
■ちなみにおれは高校のころは、サンプラーを買ったらついてきた、「サンプリングCDダイジェスト集」みたいなCDを聞いてた時期がありました。
2小節のギターのフレーズ、4小節のドラムループ、民族音楽っぽい数秒のコーラス、各種の効果音、とか、そういった作曲用の「音楽の素材の断片」のみがひたすら流れてくるだけなのですが、いろんなジャンルのサンプルが次々流れてくるので不思議と飽きませんでした。
でも、いま客観的に考えると妙な高校生だな…。どんな青春を送っていたんだ、おれは。