■吉例顔見世大歌舞伎 新橋演舞場 夜の部 11/19 |
■急いでいたのですね、新橋演舞場に。
なのに、銀座駅で銀座線から日比谷線に乗り換えたとき、
逆方向の電車に乗ってしまった。
その結果、東銀座駅(新橋演舞場の最寄り駅)ではなく、日比谷駅に着いてしまった。
なんでこんな急いでる時に限って、電車を乗り間違えるんだよ!! おれは!!!!
で、日比谷駅に着いた時点で16時28分。夜の部の開演2分前です。はい、遅刻決定。
■外郎売
もういちど正しい方向の電車に乗りなおして東銀座駅に向かうという手もあったんだろうけど、気が急いていたもんだから、もう日比谷駅から地上に出てタクシーで行くことに。
まっさきに目についた階段のぼってペニンシュラホテルの出口から地上に出ると、傘がひっくり返るくらいの暴風雨で、傘がひっくり返った。
雨に打たれながらタクシーを拾い、「新橋演舞場まで」と告げる。
あー、もう、幕、開きますよ。『外郎売』はじまりますよ。
なのに、ペニンシュラホテルから銀座4丁目の和光前までの間に、タクシーが3回も赤信号にひっかかるという念の入れよう。まあ道が混んでるから仕方ないんですけど。
そして、東銀座の大きい交叉点でも赤信号に引っかかった。まあ道が混んでるから仕方ないんですけど。
で、ようやくタクシーは新橋演舞場についたのですが。タクシー代が980円もかかった…。あれだけの距離で、けっこうかかるのな。
まあ、仮に東銀座駅から新橋演舞場まで歩いてたとしたら、ずぶ濡れになったわけだから、体が濡れなかったぶん良かったのかもしれない。と思いこまないとやってらんない。
演舞場の建物に入る。遅刻は10分。歌舞伎を見始めて以来、最大の遅刻です、これは。係の人に席まで誘導してもらう。遅れてやってきて、開演中に他の客の視界をさえぎって席に着こうとする客って迷惑ですよね。すいません…。
でも、まあなんとか松緑の口上には間に合ったので良かった。
せっかく15000円払ってるんですもん(一等席)。この口上を聞き逃してたら、おれはこの世を儚んでそのまま出家してたと思います。
■京鹿子娘道成寺
なんでこんなにも時間ギリギリの行動になったかというと、昼は青山某所でとあるトークライブがあったのですね(歌舞伎とは無関係)。
それの終了予定時刻が15:30だったので、終わってから表参道駅で銀座線に乗れば楽勝だな、と思ってたのですよ。
そしたら、そのトークライブの終了時刻が延びに延びて、15:30どころか16:00になっても終わらず、それでも終わる気配がしないので、16:05ごろ会場を後にしたわけです。
なんでこんなにトークライブの進行が遅れてたかというと、出演するパネラーが一人、30分も遅刻してきたからなんですね。ま、いいけどさ。
で、それに加えておりからの暴風雨でしょ。なにもこんなときに雨降らしたり風吹かしたりしなくともさー……。(・ε・` ) ヴーヴー
まあ、トークライブを見限るタイミングの甘さとか、次の行動に移る決定力の弱さとか、おれの欠点が露呈してますよね。
それはさておき、先週の昼の部で見た『吉野山』に引き続き、菊之助はきれいでした。
■髪結新三
昨年の五月に松竹座の團菊祭で見たときは、「道頓堀で初夏の江戸の風情を味わえるなんて」という地理的ギャップが面白かったのを覚えている(が、会場が暑く、後半はボーっとする瞬間が多かったのも覚えている)。
忠七が新三にやられるシーンは、忠七にかなり感情移入してしまう。忠七かわいそう。(´;ω;`)
菊之助の声に、なんというか、アニメの声優っぽさを少なからず感じた。アニメのアテレコだったら完璧なのですが、舞台で生身の役者が発する台詞としては、なんかちょっと浮いてる(2cm)かなあ、という。偉そうですいません。
また、菊之助は、役柄からするとだいぶ美男子で、かっこよさが現代的なので、見た目もほんのわずかだが舞台から浮いていた(1.5cm)と思う。という感想は、贅沢ですかね。いや、悪く云ってるわけではないですよ、念のため。
歌舞伎役者の見た目を褒める際に「錦絵から抜け出たような…」という表現をしますが、菊之助は上記の通り、声と見た目が相まって「アニメのセル画から抜け出たような…」という感じでした。最近のアニメにはセル画は使わないそうですけどね。
全体的には、江戸の世話物の空気が途切れることなく続く良い芝居でした。菊十郎さんの鰹売りも久しぶりに見られました。
なのに、銀座駅で銀座線から日比谷線に乗り換えたとき、
逆方向の電車に乗ってしまった。
その結果、東銀座駅(新橋演舞場の最寄り駅)ではなく、日比谷駅に着いてしまった。
なんでこんな急いでる時に限って、電車を乗り間違えるんだよ!! おれは!!!!
で、日比谷駅に着いた時点で16時28分。夜の部の開演2分前です。はい、遅刻決定。
■外郎売
もういちど正しい方向の電車に乗りなおして東銀座駅に向かうという手もあったんだろうけど、気が急いていたもんだから、もう日比谷駅から地上に出てタクシーで行くことに。
まっさきに目についた階段のぼってペニンシュラホテルの出口から地上に出ると、傘がひっくり返るくらいの暴風雨で、傘がひっくり返った。
雨に打たれながらタクシーを拾い、「新橋演舞場まで」と告げる。
あー、もう、幕、開きますよ。『外郎売』はじまりますよ。
なのに、ペニンシュラホテルから銀座4丁目の和光前までの間に、タクシーが3回も赤信号にひっかかるという念の入れよう。まあ道が混んでるから仕方ないんですけど。
そして、東銀座の大きい交叉点でも赤信号に引っかかった。まあ道が混んでるから仕方ないんですけど。
で、ようやくタクシーは新橋演舞場についたのですが。タクシー代が980円もかかった…。あれだけの距離で、けっこうかかるのな。
まあ、仮に東銀座駅から新橋演舞場まで歩いてたとしたら、ずぶ濡れになったわけだから、体が濡れなかったぶん良かったのかもしれない。と思いこまないとやってらんない。
演舞場の建物に入る。遅刻は10分。歌舞伎を見始めて以来、最大の遅刻です、これは。係の人に席まで誘導してもらう。遅れてやってきて、開演中に他の客の視界をさえぎって席に着こうとする客って迷惑ですよね。すいません…。
でも、まあなんとか松緑の口上には間に合ったので良かった。
せっかく15000円払ってるんですもん(一等席)。この口上を聞き逃してたら、おれはこの世を儚んでそのまま出家してたと思います。
■京鹿子娘道成寺
なんでこんなにも時間ギリギリの行動になったかというと、昼は青山某所でとあるトークライブがあったのですね(歌舞伎とは無関係)。
それの終了予定時刻が15:30だったので、終わってから表参道駅で銀座線に乗れば楽勝だな、と思ってたのですよ。
そしたら、そのトークライブの終了時刻が延びに延びて、15:30どころか16:00になっても終わらず、それでも終わる気配がしないので、16:05ごろ会場を後にしたわけです。
なんでこんなにトークライブの進行が遅れてたかというと、出演するパネラーが一人、30分も遅刻してきたからなんですね。ま、いいけどさ。
で、それに加えておりからの暴風雨でしょ。なにもこんなときに雨降らしたり風吹かしたりしなくともさー……。(・ε・` ) ヴーヴー
まあ、トークライブを見限るタイミングの甘さとか、次の行動に移る決定力の弱さとか、おれの欠点が露呈してますよね。
それはさておき、先週の昼の部で見た『吉野山』に引き続き、菊之助はきれいでした。
■髪結新三
昨年の五月に松竹座の團菊祭で見たときは、「道頓堀で初夏の江戸の風情を味わえるなんて」という地理的ギャップが面白かったのを覚えている(が、会場が暑く、後半はボーっとする瞬間が多かったのも覚えている)。
忠七が新三にやられるシーンは、忠七にかなり感情移入してしまう。忠七かわいそう。(´;ω;`)
菊之助の声に、なんというか、アニメの声優っぽさを少なからず感じた。アニメのアテレコだったら完璧なのですが、舞台で生身の役者が発する台詞としては、なんかちょっと浮いてる(2cm)かなあ、という。偉そうですいません。
また、菊之助は、役柄からするとだいぶ美男子で、かっこよさが現代的なので、見た目もほんのわずかだが舞台から浮いていた(1.5cm)と思う。という感想は、贅沢ですかね。いや、悪く云ってるわけではないですよ、念のため。
歌舞伎役者の見た目を褒める際に「錦絵から抜け出たような…」という表現をしますが、菊之助は上記の通り、声と見た目が相まって「アニメのセル画から抜け出たような…」という感じでした。最近のアニメにはセル画は使わないそうですけどね。
全体的には、江戸の世話物の空気が途切れることなく続く良い芝居でした。菊十郎さんの鰹売りも久しぶりに見られました。