■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
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■昨日のR-1の感想文


■この冬は、M-1はスリムクラブが、R-1は佐久間一行がそれぞれ優勝しました。というわけで昨日録画したR-1を今朝見たので、その感想文を書こうと思います。

しかし、以前も書いたことかもしれませんが、R-1ってM-1に比べるとなんか地味ですね。なんというかM-1のような緊迫感がない。「芸人達が競ってる!!」という雰囲気が薄い。単に演芸場(ではないですが)から生中継してるだけという感じにとどまっている。NHKやテレ東の正月番組に近い。これは関テレと朝日放送の、TV中継の演出の技量の差が表れた結果なんでしょうか。雨上がりの二人のたどたどしい、妙に余裕のない司会がなかなか上手くならないのも謎です。

R-1は関西テレビではなく朝日放送に作ってもらった方が、より盛り上がるのではないかと思いました。


■では、以下感想。なるべく登場順に並べたつもり。順番間違ってたらご容赦。


【一回戦】

キャプテン渡辺
ネタの種類は「あるあるプレゼン」なんだけど、フリップとか小芝居とかを用いず、まっすぐしゃべるだけというプレゼンの仕方が新鮮で面白かった。そして、あるあるの種類も「日常生活でどうのこうの」でなく、「借りた金を返さない人たち」という変わった属性を採りあげたのも面白かった。

アラはいろいろ探せば出てくるかもしれないけど、アラ探しする理由もとくになし。COWCOWの人よりこっちの方が良かった。


COWCOWのどっちかの人
最初の早口言葉が終わったぐらいの時点で、おれの脳が見ることを拒否しはじめたので、早送りして飛ばしました。すいません。


AMEMIYA
かったるいのでHDDを1.2倍速再生して見た。別にって感じ。これより面白い人は三回戦とかにも多々いるはずなんだが。あと、全体的な雰囲気がボキャ天世代っぽい。良くない意味で。


バッファロー吾郎・木村
「どういう方向性かが読めたとたんに観るのがしんどくなる」というタイプのネタだったので、「赤ちゃん!」と発表したときからもう脳がしんどくなってしまって、たまたま手元にあったTarzanのセックス特集号『あなたのSEXは最高?』(2004/1/28号)をパラパラと読み始めてしまいました。

あ、でも、ネタに入る前のVTRで、木村がなぜかホテルの一室でワイングラスを片手にバスローブを着ていた画がおもしろかった。ネタより面白かった。


ナオユキ
おもしろいし、去年の敗者復活戦でも面白いと思ったけど、なんというか、自意識の強い居酒屋店主というか、自己主張の強いコーヒー専門喫茶店の店主とか、そういう種類の人類に似た空気を0.06ppmほど検出してしまう。それに素直な感情移入を阻まれてしまう。おれの器が小さいだけか……。


スリムクラブ・真栄田
おれは好きです。が、23時台にやったほうがいいネタではないかと思ってしまいました…。


佐久間一行
さっくん自体は好きなんですが、これはちょっと。単独ライブでファンサービス用にやるネタ、という趣。


ヒューマン中村
見た目は「はいじぃ」っぽくて、ネタは「中山功太」っぽい。前述のバッファロー木村のような「方向性が分かったとたん、観るのがしんどく」のタイプの危うさはあったものの、「あるある」のクオリティが高く、その点を補っていた。



【準決勝】
COWCOWの人
早送りで飛ばした。西暦2011年にもなって、田中邦衛のモノマネをしてる哺乳類なんてテレビで見たくないんですよ。すいません。


芸名をローマ字表記にしてる人
かったるいのでHDDを1.2倍速再生して見た。別にって感じ。これより面白い人は三回戦とかにも多々いるはずなんだが。あと、全体的な雰囲気がボキャ天世代っぽい。良くない意味で。


スリムクラブ・真栄田
おれは好きです。が、26時台にやったほうがいいネタではないかと…。


佐久間一行
“フィクション内の設定でピン芸を披露する”、というネタは、ピン芸人/コンビ問わずよく見られるやりかたですが、このネタはフィクション内設定がさっくんのキャラクターによく合ってたと思う。

一瞬、「安直なフリップ提示あるある」への批評も含まれてるのか、と思いましたがそれはさすがに深読みしすぎですね。


【決勝】
ローマ字表記の人
かったるいので飛ばした。これより面白い人は三回戦とかにも多々いるはずなんだが。あと、全体的な雰囲気がボキャ天世代っぽい。良くない意味で。

佐久間一行
おれが雑誌の編集者だったら「さっくんワールド炸裂!」ぐらいのキャプションしかつけられない種類のネタだけど、「雑談してる中2」の感じがよく出ていたと思う。

佐久間一行は、三本とも「手堅くない」ネタで押し通したのが度胸あると思った。


【全体的に】
■R-1のテレビ中継は、なんつーか、R-1というコンテストの模様を、テレビ番組というフォーマットにムリヤリ押し込めてるがゆえに、コンテストとしての勢いが伝わりづらくなってると思う。

(逆にM-1中継は、コンテストの模様をテレビ番組というフォーマットで“切り取ってる”、というイメージ。ここらへんちょっと言語化しにくいのですが。)


* * *


■えー、感想は以上です。すいません、一銭も払わず見物してるのに、感想文を長々書いちゃって。

あ、あとオープニングで、数人の審査員が連続で桂三枝のマネをしはじめたところが面白かったです。

あと、せっかくの土曜の夜なのに、家でこんなことをブログに長々と書き連ねてるおれはどうなんでしょうか。これでいいんでしょうか。