■期待値、経験値 |
■「今月の売上は、わが社の期待値を越えました」とか、
「新製品に対する期待値がどんどん高まっている」とか、
「そのカレーの味は期待値ほどではなかった」とか、
そういうことを云うお侍さんがたまにいらっしゃるが、「期待値」というのは統計学上の、えーっと、統計学上の、えーっと、まあ、統計学上の何らかの言葉であって、「期待する水準」とか、そういう意味の言葉ではないはずだ。たぶん。
でも、goo辞書には載っていました。うーむ。
■期待値で思い出しましたが、あと、「経験値」も気になりますね。
「7年間にわたり、エンジニアとしての経験値を積み重ね」とか、
「これまでのキャリアの経験値を活かしてがんばりたいです」とか、
そういうことを云うお侍さんもたまにいらっしゃるんだけど、そこ、「経験値」じゃなくて「経験」でいいのではなかろうか。
まあドラクエとか、そういうゲームに出てくる「経験値」というパラメータを目にすることで、初めて「経験」という言葉に接した世代にとっては、「経験」と「値」が、もう最初っから切り離せないものになってるのかもしれない。
あと、「経験知」という同音の言葉の存在もあって、「経験値」という云い回しがあまり違和感なく受け入れられているのかもしれない。
そもそも、経験って数値化できるもんなんですかね。とか、そういう話はこのエントリの本題ではないから、しない。
(ちなみに、おれが小学生のころに読んだとあるロールプレイングゲームの本では、「経験値」という言葉を説明する際、「経験を数値で表す、というのも妙な話ではあるが…」みたいな前置きを述べてたような気がします。)
■今日もたまたま読んでた雑誌かなんかで、「新しいことを始めるために、いままでの経験値を一度捨てる」みたいな云いかたをしてた人がいたけど、やっぱりこれ、「経験」でいいよねえ。
あ、「実際のものごとを、ゲームになぞらえて表現する」って意味を込めて、あえて「経験」でなく「経験値」って云いかたをしてるのかな。などと、変なフォローをしてやる理由も今のところはあんまりない。おれは。
■ま、でも、コトバってのは、時代の流れとともにあれするわけですからね。
「新製品に対する期待値がどんどん高まっている」とか、
「そのカレーの味は期待値ほどではなかった」とか、
そういうことを云うお侍さんがたまにいらっしゃるが、「期待値」というのは統計学上の、えーっと、統計学上の、えーっと、まあ、統計学上の何らかの言葉であって、「期待する水準」とか、そういう意味の言葉ではないはずだ。たぶん。
でも、goo辞書には載っていました。うーむ。
■期待値で思い出しましたが、あと、「経験値」も気になりますね。
「7年間にわたり、エンジニアとしての経験値を積み重ね」とか、
「これまでのキャリアの経験値を活かしてがんばりたいです」とか、
そういうことを云うお侍さんもたまにいらっしゃるんだけど、そこ、「経験値」じゃなくて「経験」でいいのではなかろうか。
まあドラクエとか、そういうゲームに出てくる「経験値」というパラメータを目にすることで、初めて「経験」という言葉に接した世代にとっては、「経験」と「値」が、もう最初っから切り離せないものになってるのかもしれない。
あと、「経験知」という同音の言葉の存在もあって、「経験値」という云い回しがあまり違和感なく受け入れられているのかもしれない。
そもそも、経験って数値化できるもんなんですかね。とか、そういう話はこのエントリの本題ではないから、しない。
(ちなみに、おれが小学生のころに読んだとあるロールプレイングゲームの本では、「経験値」という言葉を説明する際、「経験を数値で表す、というのも妙な話ではあるが…」みたいな前置きを述べてたような気がします。)
■今日もたまたま読んでた雑誌かなんかで、「新しいことを始めるために、いままでの経験値を一度捨てる」みたいな云いかたをしてた人がいたけど、やっぱりこれ、「経験」でいいよねえ。
あ、「実際のものごとを、ゲームになぞらえて表現する」って意味を込めて、あえて「経験」でなく「経験値」って云いかたをしてるのかな。などと、変なフォローをしてやる理由も今のところはあんまりない。おれは。
■ま、でも、コトバってのは、時代の流れとともにあれするわけですからね。