■東京半蔵つけ麺日記【一】 |
(三十一歳にして初めてつけ麺を食べた人の記録)
■一食目 h22/1/11 江古田・G
つけ麺なんて、「ラーメンムックもしくはB級グルメムックに踊らされるのが好きな人」が食べるもんだ、というイメージがあった。
なので、あえてつけ麺を遠ざける人生を歩んでいたのだけれども、このごろはそんなに意地を張って避けるほどのものでもない、と思うようになり、正月に実家で読んだ『恨ミシュラン』(巻数は忘れた)でこの店のつけ麺がサイバラのお薦めとして登場してたこともあり、足を運んだ。
店に入ってカウンター席について、味噌つけ麺(大盛)を発注。しばし待つ。
数分後、ラーメン丼でスープが出てきた。スープの器は、ざるそばのつゆの器くらいのサイズをなんとなく想像してたので、その大きさにちょっと戸惑う。
百秒ほどおくれて、麺が出てきた。箸で持ち上げて、つゆに浸し、麺を食する。
うむ(ズル)、なかなか(ズルズル)、食べてて(ズルズル)、楽しいではないですか(ズズズズ)。
熱いスープと冷たい麺によるぬるい食感が、妙に気に入った。そうか、だからラーメンとは別につけ麺という料理が存在するんだな、と思った。
さらにしばらくすると、なぜか小ライスが運ばれてきた。こんなの頼んでないぞ、と思ったが、この店はデフォルトでライス付きらしい。知らなかった。そんなに食べられないです…。('A`)
ひたすら麺を食べ進める。
終盤、小さなヤカンが出てきた。こはなんぞ。店の人に訊いてみると、「そば湯みたいなもんです」とのこと。これでスープを割るらしい。ふーむ。
麺を食べ終えたあと、ちょっと考えた末に、手つかずの小ライスは、そのまま余ったスープの中に放り込んだ。隣の客がそうしてたのだ。
で、雑炊みたいにして食べる。
──ということで、このG店がおれのつけ麺デビューの地となりました。つけ麺、なかなか悪くない。
■二食目 h22/1/15 渋谷・K
存在は以前から知っていた店。カウンター席にて大盛(2.5玉)。ちなみに大盛も特盛も普通盛と同じ料金。
隣の席のサラリーマンが、「スープを足してください」と店の人に頼んでたのを聞き、ああ、つけ麺界ではスープを割るのが一般的な作法なんだな、と気づいた。
ちなみにこのサラリーマン、声が小さいので店の人になかなか気づいてもらえず、「スープを足してください」を合計3回ぐらい発声していた。おれも声が小さいほうだから、こういうことがある。ので、このサラリーマン氏の「注文に気づかれないときの所在無さ」を心の中で共有してしまう。つけ麺すすりつつ。
■三食目 h22/1/16 石神井・I
年数回のペースで利用する近所のラーメン屋。大盛。良くも悪くもとくに印象はなく。
■四食目 h22/1/17
駅前のスーパーで麺を買ってきて、余ったインスタントラーメンのスープ粉をお湯で溶いて、自家製つけ麺とする。
■五食目 h22/1/19 渋谷・U
魚介類のスープの店。麺が、沖縄そばというかきしめんというか、そういう平べったい形。麺の皿も長方形。独特なつけ麺であった。
■六食目 h22/1/23 中野・B
よく覚えていない。悪い印象はない。
■七食目 h22/1/25 渋谷・K’
スープがなかなかうまい、と思った。麺が細麺。しかし、麺を大盛りにして、それと替え玉も頼んだので、950円にもなってしまった。のに、まだまだ満腹感が得られず…。
950は、つけ麺に支払う日本円としてはいささか高い。
■八食目 h22/1/26
サッポロ一番みそラーメンを2袋買ってきて、むりやりつけ麺にして食べる。
■九食目 h22/1/27
買ってきた麺と、昨日のサッポロ一番みそラーメンの余った粉スープを駆使してつけ麺にする。
■十食目 h22/1/28 神田・M
都合で神田へ。つけ麺屋はないかなー、と探して駅前を歩いてたら見つかったので入った店。
麺が太い。太いというか、もはやうどん。量や価格は良心的。
■十一食目 h22/1/30 石神井・H
比較的近所にもかかわらず、数ヶ月前に初めて入ったラーメン屋。
おれはラーメンやラーメン屋について語りたがる趣味をあまり持ち合わせてはないし、確固たる好みもないのだけれど、ここだけはもしかしたら「好きなラーメン屋」と呼んでも差し支えないかもしれない。理由は、機会があれば改めて書く(かもしれない)。
店に入る前、ラーメンかつけ麺かちょっと迷ったけど、つけ麺。
「スープ割ってください」と自然に頼めるようになった。
■一食目 h22/1/11 江古田・G
つけ麺なんて、「ラーメンムックもしくはB級グルメムックに踊らされるのが好きな人」が食べるもんだ、というイメージがあった。
なので、あえてつけ麺を遠ざける人生を歩んでいたのだけれども、このごろはそんなに意地を張って避けるほどのものでもない、と思うようになり、正月に実家で読んだ『恨ミシュラン』(巻数は忘れた)でこの店のつけ麺がサイバラのお薦めとして登場してたこともあり、足を運んだ。
店に入ってカウンター席について、味噌つけ麺(大盛)を発注。しばし待つ。
数分後、ラーメン丼でスープが出てきた。スープの器は、ざるそばのつゆの器くらいのサイズをなんとなく想像してたので、その大きさにちょっと戸惑う。
百秒ほどおくれて、麺が出てきた。箸で持ち上げて、つゆに浸し、麺を食する。
うむ(ズル)、なかなか(ズルズル)、食べてて(ズルズル)、楽しいではないですか(ズズズズ)。
熱いスープと冷たい麺によるぬるい食感が、妙に気に入った。そうか、だからラーメンとは別につけ麺という料理が存在するんだな、と思った。
さらにしばらくすると、なぜか小ライスが運ばれてきた。こんなの頼んでないぞ、と思ったが、この店はデフォルトでライス付きらしい。知らなかった。そんなに食べられないです…。('A`)
ひたすら麺を食べ進める。
終盤、小さなヤカンが出てきた。こはなんぞ。店の人に訊いてみると、「そば湯みたいなもんです」とのこと。これでスープを割るらしい。ふーむ。
麺を食べ終えたあと、ちょっと考えた末に、手つかずの小ライスは、そのまま余ったスープの中に放り込んだ。隣の客がそうしてたのだ。
で、雑炊みたいにして食べる。
──ということで、このG店がおれのつけ麺デビューの地となりました。つけ麺、なかなか悪くない。
■二食目 h22/1/15 渋谷・K
存在は以前から知っていた店。カウンター席にて大盛(2.5玉)。ちなみに大盛も特盛も普通盛と同じ料金。
隣の席のサラリーマンが、「スープを足してください」と店の人に頼んでたのを聞き、ああ、つけ麺界ではスープを割るのが一般的な作法なんだな、と気づいた。
ちなみにこのサラリーマン、声が小さいので店の人になかなか気づいてもらえず、「スープを足してください」を合計3回ぐらい発声していた。おれも声が小さいほうだから、こういうことがある。ので、このサラリーマン氏の「注文に気づかれないときの所在無さ」を心の中で共有してしまう。つけ麺すすりつつ。
■三食目 h22/1/16 石神井・I
年数回のペースで利用する近所のラーメン屋。大盛。良くも悪くもとくに印象はなく。
■四食目 h22/1/17
駅前のスーパーで麺を買ってきて、余ったインスタントラーメンのスープ粉をお湯で溶いて、自家製つけ麺とする。
■五食目 h22/1/19 渋谷・U
魚介類のスープの店。麺が、沖縄そばというかきしめんというか、そういう平べったい形。麺の皿も長方形。独特なつけ麺であった。
■六食目 h22/1/23 中野・B
よく覚えていない。悪い印象はない。
■七食目 h22/1/25 渋谷・K’
スープがなかなかうまい、と思った。麺が細麺。しかし、麺を大盛りにして、それと替え玉も頼んだので、950円にもなってしまった。のに、まだまだ満腹感が得られず…。
950は、つけ麺に支払う日本円としてはいささか高い。
■八食目 h22/1/26
サッポロ一番みそラーメンを2袋買ってきて、むりやりつけ麺にして食べる。
■九食目 h22/1/27
買ってきた麺と、昨日のサッポロ一番みそラーメンの余った粉スープを駆使してつけ麺にする。
■十食目 h22/1/28 神田・M
都合で神田へ。つけ麺屋はないかなー、と探して駅前を歩いてたら見つかったので入った店。
麺が太い。太いというか、もはやうどん。量や価格は良心的。
■十一食目 h22/1/30 石神井・H
比較的近所にもかかわらず、数ヶ月前に初めて入ったラーメン屋。
おれはラーメンやラーメン屋について語りたがる趣味をあまり持ち合わせてはないし、確固たる好みもないのだけれど、ここだけはもしかしたら「好きなラーメン屋」と呼んでも差し支えないかもしれない。理由は、機会があれば改めて書く(かもしれない)。
店に入る前、ラーメンかつけ麺かちょっと迷ったけど、つけ麺。
「スープ割ってください」と自然に頼めるようになった。