■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

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■鴨沢祐仁展@横浜人形の家


■メールーヘーンー倶ー楽ー部ーです半蔵商店です。


■昨日は横浜人形の家で、鴨沢祐仁展を観てきました。鴨沢祐仁は、昨年1月に急逝した、『クシー君』シリーズで知られるマンガ家/イラストレーターです。


■稲垣足穂と'50〜60年代のアメリカの雰囲気が独特の割合で混ざってる鴨沢氏の作風が好きです。あと、若干'80年代ニューウェイブの要素も混ざってるような気もします(これは当時、鴨沢氏の絵がレコードのジャケットに多く起用されていたことによる安易な連想であるかもしれません)


■会場には、これまでに描いたマンガやイラストの原画や掲載誌はもちろんのこと、氏が会社員時代(トンボ鉛筆、製菓会社のHONEY)に手がけた、おそらくはノン・クレジットの仕事も展示されていました(たとえば、子供用鉛筆のパッケージとか)。

変わったところでは、「富士急アイランド」の園内の売店で使われたと思われる、クシー君が印刷されたフライドポテト用の紙ケースまでありました(クシー君は一時期、富士急ハイランドのキャラクターだったそうです)。


■会場のテレビでは、富士急ハイランドのコマーシャルが上映されていました。

これは、実写版のクシー君(人)、レプス君(兎)、土星のおじさん(土星)、ビット君(ロボット)が登場するというCMで、鴨沢氏の絵が使われていないにもかかわらず、クシー君ワールドを再現していました。こんなCMあったんだなー。

個人的には、アニメーションのクシー君とレプス君が出てくる、仁丹のCMも見てみたかったです。


■ちなみに、おれは鴨沢氏の本を三冊しか持ってないです。しかもそのうち一冊は、ちょうど今日、ネット書店から届いたばかりでまだ読んでいません。鴨沢氏のことを初めて知ったのも十年ほど前です。優秀な読者とはとても云えない。

それでも、やっぱりおれはこの鴨沢氏の、タルホ的で、ちょっとSF風で、かつ幻想的で、整然とした、モダンな世界が好きなんだなあと思いながら(←そしてこれらの言葉の選び方が甘いなとも思いながら)、けっして広くはない展示会場を延々々々ぐるぐるしていました。


■ぜひ全集が出てほしいです。