■「海へ行くつもりですが、何か?」後篇 |
(前回からのつづき)
■「あたし、百人の舎弟を持っている男と付きあってたことがあってさ……」
予想だにできない、というか、予想することはもはや不可能なイトコの特殊発言。この難解な禅問答のようなマニフェストを吹っかけられた妹は、
「……あ、そうなんだ?」
と普通の相づちを打つのが精一杯だった。
ツッコミポイントをあまりにも搭載しすぎた発言には、かえって口を挟みづらいものだ。
■ひきつづき、元カレトークを真顔でお送りするイトコ。
イトコ「でもその男の、昔の彼女が私たちの仲を嫉妬してきてね……」
妹「………はぁ……」
イトコ「その女が、彼を刺しちゃって」
妹「……(;´Д`)………」
イトコ「でも、彼が最後にこう云ってくれたんだ。
『おれの命日は、海を見ておれのことを思い出してほしい……』って」
妹「…………」
イトコ「それで彼の命日は毎年、遺言通りに海を見に行くことにしてるの」
妹「………それで海に一人で行ってたってわけね……」
イトコ「うん」
はい、君、優勝!
もうコメント無理!
■「あたし、百人の舎弟を持っている男と付きあってたことがあってさ……」
予想だにできない、というか、予想することはもはや不可能なイトコの特殊発言。この難解な禅問答のようなマニフェストを吹っかけられた妹は、
「……あ、そうなんだ?」
と普通の相づちを打つのが精一杯だった。
ツッコミポイントをあまりにも搭載しすぎた発言には、かえって口を挟みづらいものだ。
■ひきつづき、元カレトークを真顔でお送りするイトコ。
イトコ「でもその男の、昔の彼女が私たちの仲を嫉妬してきてね……」
妹「………はぁ……」
イトコ「その女が、彼を刺しちゃって」
妹「……(;´Д`)………」
イトコ「でも、彼が最後にこう云ってくれたんだ。
『おれの命日は、海を見ておれのことを思い出してほしい……』って」
妹「…………」
イトコ「それで彼の命日は毎年、遺言通りに海を見に行くことにしてるの」
妹「………それで海に一人で行ってたってわけね……」
イトコ「うん」
はい、君、優勝!
もうコメント無理!