■『WIRELESS FINAL!』を終えて |
──昨晩の『WIRELESS FINAL!』はいかがでしたか。
ああ、実にエキサイティングなイベントだったよ。DJもアーティストもオーディエンスも、それぞれのやり方でそれぞれの時間を、実に自由に楽しんでいた。東京のポジティヴなヴァイブにはほんと驚かされるね。
──さて、半蔵さんは実に一年半もDJをやってなかったわけですが、これにはなにか理由が?
gocoupの作品作りに専念していたかったのさ。実はここ一年半はダンス・ミュージックよりも、ノン・ビートのアンビエントやエレクトロニカのほうに興味があってね。たいへん申し訳ないんだが、各国からのDJのオファーはすべて断っていたんだ。
──ではなぜ、このたび(『WIRELESS FINAL!』で)DJをしようと決めたのですか?
巡り会わせってやつさ。gocoupのアルバムづくりが一段落終わって、アルバムが完成したらまた久しぶりにDJをやろうかななんて思いながら、スタジオからマスタリング済みのDATが戻ってくるのを待ってたころ、ユキ(※WIRELESS 主催者のユキ氏)からこのイベントのオファーがあったんだ。それがちょうど去年のクリスマス・イヴだったのさ。まさに最高のクリスマス・プレゼントだったよ!(笑)
──(笑)素敵なお話ですね。ところで、今回の半蔵さんの選曲についてなんですが、ご自分ではどう思われましたか。
逆に訊きたいな。君は僕のDJを聴いてどう思った?
──大ネタが多いなと思いました。
それはよく云われるよ(苦笑)。日本のプレスは厳しいからね!(笑) でも、 二つの曲の「大ネタ感」がぶつかりあって、どっちの曲に“焦点”を合わせて聴けばいいのか分からなくなる瞬間の不安定な感じ。それがマッシュアップの醍醐味だからね。
──なぜマッシュアップという手法を多用するんですか。
二枚のレコードを一度に聴けば時間の節約になるからね!(笑) それはそうと、マッシュアップだと「絶対にみんなが知ってるはずなのに、フロアではまずかからないだろう曲」を、フロアでかけることができるんだ。「TR-909のキックが入ってないから」というだけで、フロアでかかることのない名曲がたくさんあるなんてもったいないと思わないかい?
──なるほど。ところで、今回のDJでいちばん印象に残った瞬間は?
大阪の、あの、なんと云ったかな、古い病院の……。
──「萩家整形」でしょうか?
そう、萩家整形の古いCMの音声を、曲と曲との間に流したんだ。そしたら、それに気づいたクラウドの一人が「懐かしい!」と叫んだんだよ。たった15秒ほどの、しかもだいぶ古いCMなのに、よく分かったよね。ほんと、東京のみんなはファンタスティックだよ!
──みたいな感じで外人インタビュー風に書いたら、なんとなく怒られそうな気がするので(誰に?)ふつうに書きますが、拙僧の未熟な選曲を聞いてくだすった方々、会場でgocoupのCDを買ってくださった方々、いろいろ話しかけてくれた皆様、そして、お声を掛けてくださったワイヤレスのユキさんには感謝しすぎてもしすぎることはありません。ありがとうございました。
ああ、実にエキサイティングなイベントだったよ。DJもアーティストもオーディエンスも、それぞれのやり方でそれぞれの時間を、実に自由に楽しんでいた。東京のポジティヴなヴァイブにはほんと驚かされるね。
──さて、半蔵さんは実に一年半もDJをやってなかったわけですが、これにはなにか理由が?
gocoupの作品作りに専念していたかったのさ。実はここ一年半はダンス・ミュージックよりも、ノン・ビートのアンビエントやエレクトロニカのほうに興味があってね。たいへん申し訳ないんだが、各国からのDJのオファーはすべて断っていたんだ。
──ではなぜ、このたび(『WIRELESS FINAL!』で)DJをしようと決めたのですか?
巡り会わせってやつさ。gocoupのアルバムづくりが一段落終わって、アルバムが完成したらまた久しぶりにDJをやろうかななんて思いながら、スタジオからマスタリング済みのDATが戻ってくるのを待ってたころ、ユキ(※WIRELESS 主催者のユキ氏)からこのイベントのオファーがあったんだ。それがちょうど去年のクリスマス・イヴだったのさ。まさに最高のクリスマス・プレゼントだったよ!(笑)
──(笑)素敵なお話ですね。ところで、今回の半蔵さんの選曲についてなんですが、ご自分ではどう思われましたか。
逆に訊きたいな。君は僕のDJを聴いてどう思った?
──大ネタが多いなと思いました。
それはよく云われるよ(苦笑)。日本のプレスは厳しいからね!(笑) でも、 二つの曲の「大ネタ感」がぶつかりあって、どっちの曲に“焦点”を合わせて聴けばいいのか分からなくなる瞬間の不安定な感じ。それがマッシュアップの醍醐味だからね。
──なぜマッシュアップという手法を多用するんですか。
二枚のレコードを一度に聴けば時間の節約になるからね!(笑) それはそうと、マッシュアップだと「絶対にみんなが知ってるはずなのに、フロアではまずかからないだろう曲」を、フロアでかけることができるんだ。「TR-909のキックが入ってないから」というだけで、フロアでかかることのない名曲がたくさんあるなんてもったいないと思わないかい?
──なるほど。ところで、今回のDJでいちばん印象に残った瞬間は?
大阪の、あの、なんと云ったかな、古い病院の……。
──「萩家整形」でしょうか?
そう、萩家整形の古いCMの音声を、曲と曲との間に流したんだ。そしたら、それに気づいたクラウドの一人が「懐かしい!」と叫んだんだよ。たった15秒ほどの、しかもだいぶ古いCMなのに、よく分かったよね。ほんと、東京のみんなはファンタスティックだよ!
──みたいな感じで外人インタビュー風に書いたら、なんとなく怒られそうな気がするので(誰に?)ふつうに書きますが、拙僧の未熟な選曲を聞いてくだすった方々、会場でgocoupのCDを買ってくださった方々、いろいろ話しかけてくれた皆様、そして、お声を掛けてくださったワイヤレスのユキさんには感謝しすぎてもしすぎることはありません。ありがとうございました。