■最近びっくりしたのは、そうですね、明星「青春という名のラーメン」再発ですね。スーパーの棚でこれを見かけたときは一気に時空がゆがみました。
レコード・ストア・デイなどで、「あー、これ再発したんだ?」と意表を突く再発がたまにありますが、まさにその感じですね。
当時食べてた、とか、当時大好きだった、とか、そういう思い入れがあるわけじゃないのですが(そもそも世代ではない)、むしろ、なまじそういう思い入れがないからこそ、意表を突かれたというか虚を突かれたというか、「そこを持ってくるか!?」という意外性のようなものがあるわけです。絶妙にツボを押さえてるというか、いや、あえて絶妙にツボを外してるのか。
あらためてパッケージを眺めてみると、キャラクターのデザインが完全に'80年代ファンシー文具ですね。しかし昭和レトロブームも来るとこまで来た感。
■最近残念だったのは、そうですね、ドミノ・ピザのウルトラチーズがいつの間にかなくなってたことですね。宅配ピザなんて、ね、年に何回も頼むわけじゃないからさ、ドミノを食べるタイミングで、ウルトラチーズを頼もうとしても、やっぱり守りに入ってしまって、無難に
クワトロなんちゃらを頼んじゃう。四種類のピザが一枚になったやつ。
でもさ、ウルトラチーズを頼みたいという気持ちはけっしてウソではなくて。「近いうち、次こそはウルトラチーズを頼もう」ってことで、ハーシーのチョコソースやら、ちょっと良さそうなりんごジャムやらを実際に買っておいてたんですね。ほら、ウルトラチーズって具がチーズしかなくて味が単調だろうからさ、味に変化を付けるために(これらの品が実際にウルトラチーズに合うかどうかってのは、また別の話ですが)。
そして、「ウルトラチーズを頼むときは、自分で他にどんな具を買ってこよう」なんて頭の中でシミュレーションもしてたんだよね。サラミとか。マシュマロとか(これらの品が実際にウルトラチーズに合うかどうかってのは以下同文)。
まあ、なくなるものはなくなるし、ないもんはないのです。食べたいものは食べ(ら)れるうちに食べとかないと。行きたい店は行けるうちに行っとかないと。